今日(2012年6月8日)野田内閣総理大臣が記者会見を行い
「国民の生活を守るために、大飯発電所3、4号機を再起動すべき」
といって、大飯発電所3、4号機の再起動を宣言した。
国民の生活を守る前に、国民の安全を守るほうが、国の優先順位は高いと思うのだが、国民の安全を犠牲にしても、今の日本の生活水準維持がこの国にとって最優先だと総理大臣が言い切ったともとれる会見内容だと思った。
これで順次全国にある原子力発電所の多くは、再稼働していくのであろう。
そして、時間と共に原子力事故も風化して忘れ去られるのだろうか。
経済最優先社会として、原子力安全神話で洗脳された社会が、2011年に起こった出来事を何もなかったように淡々と続く・・・
そんな社会が良いわけがない。
追 記
国会の原発事故調査委員会とは、何のためにあるのだろうか。
事故の原因調査も完了していない状態で、再稼働はやはりおかしい。
経済性のためなら時間がないと言うのだろうが、この1年何をしていたのか。1年の時間があったのに・・・
福島第一原発事故の原因を調査する国会の原発事故調査委員会の黒川清委員長は8日、野田首相が記者会見で、「国民の生活を守るために、大飯原発(福井・おおい町)3・4号機の再稼働が必要だ」と国民に理解を求めたことについて、「ぜひ国会から委託された独立した調査、その報告をしっかり見て、何も待たないで(再稼働を)やるのかなと。国家の信頼のメルトダウンが起こっているんじゃないのというのが私の感じです」と話した。
Posted at 2012/06/08 23:48:31 |
JOURNAL | 日記