
仏教界では旧暦の7月15日は、盂蘭盆会といって、俗にいう「お盆」である。
各寺院では、太陽暦でおこなったり、旧暦でおこなったり、多くの檀家が寺院で参列できるように太陽暦の7月15日前後におこなわれたりしている。
日本人の多くは、商売宗教だったりするわけで、正月は神社に行って初詣。結婚式には、キリストの前で誓い、キリストの生誕日とされる頃には、サンタと共に、大騒ぎ。葬式は仏のもとで見送る。
そんな、無宗教で多宗教な社会である。
そんな社会で、血縁地縁のしがらみで、盂蘭盆会の参列及び手伝いで菩提寺に行く。
そこは高齢者のパラダイス。私が一番若い。駐車場の整理から始まり、昼食の準備と後片付けなど、休む暇もない。
おかげで始めて、熱中症になりかけた。しんどかった。田舎の高齢者社会は正直しんどい。
大都市圏と日本の国土にたくさん広がる末端の田舎。予想以上に環境格差が激しくなっているのではないだろうか。
高齢者社会の現実を目の当たりにすると、この国はこれからさらに疲弊していくのだろう。
そんな、7月15日だったが、世界遺産にも登録された御神体によじ登った輩のニュースがあった。
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和歌山県警新宮署は15日、世界遺産の「那智の滝」でロッククライミングをしたとして、軽犯罪法違反の疑いで、アルパインクライマーとして世界的にも著名な男3人を現行犯逮捕した。
同じく世界遺産の熊野那智大社は、那智の滝をご神体として敷地への立ち入りを禁止。宮司は「2700年の歴史上、こんなことは初めて。ご神体として祭られているところに入るなんて宗教を侮辱されたようなもので、宮司として絶対に許せない」と話している。
新宮署によると、3人は登山仲間。那智の滝の滝つぼ近くにある「立入禁止」の札がかかった柵を乗り越え、岩の隙間に入れる“カム”と呼ばれる道具を使いながら、滝の約3分の2の高さ約100メートルまで登った。
逮捕容疑は15日午前8時半ごろ、立ち入り禁止区域へ侵入し、那智の滝の岩を登った疑い。佐藤容疑者ら3人はいずれも「間違いありません」と容疑を認めている。
以上 転記終わり
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とうとう日本人の道徳の崩壊もここまできてしまった。
日本の教育は戦後60有余年で完全に崩壊して、国としての統率すら、出来なくなってしまった社会が高齢化社会とともに進行している。
Posted at 2012/07/15 23:33:05 |
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