2012年11月08日
田中眞紀子文部科学大臣の、大学新設認可問題。
いきなりの大臣の判子を貰うだけの段階になって、いきなりの押印拒否。
来年4月の開校目指し、施設の整備や、教職員の手当て、入学試験の日程など待ったなしの状況での今回の騒動は、新設3大学側としては、死活問題であった。
しかし、野放しに増え続ける有象無象の大学。気がつけば全国に大学が600校以上ある現実。
少子化で小中学校や高校が統廃合している地方の教育現場の現状の中で、地方に新たな大学を作って、経営がどれだけ成り立つのだろうか。
しかも、今回の騒動の中で、大学側の幹部が、「勝った」と拳をあげて報道陣の前で言っていたが、教育機関に携わる者として、品が無さ過ぎに見えたのは私だけだろうか。
入学予定の子ども達が可哀想だとか、子どもの学ぶ権利を潰すのかと、散々子どもを盾にしていたが、結局、大人の都合なのは多くの人の目には映っていたはずである。
こんな品格がない大学のトップが経営する学校で、何を学ぶのだろうか。
というより、秋田市がやってる大学は、本当に大学として必要なのだろうか。地方自治体が大学や専門学校を運営している事が多々あるが、日本全国横並びで大学という箱物を作るのは、おかしいと思う。
田中眞紀子の今回の騒動は、大臣になっていきなり目の前の書類に噛みついたので、大騒動になったが、これからの大学の在り方について、一石を投じるという点では、意味があったとは思う。
しかし、事の起こし方と時期はまずかった。もう少し策を練ってほしいものだ。
きっと田中眞紀子文部科学大臣は、そのうち更迭されるか、その前に野田政権が終わるかのいずれかだろう。
Posted at 2012/11/08 07:00:07 |
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