北海道や東北地方を襲った非常に強い低気圧。
天気図を見れば、相当凄い天気になる事は事前に判っていた。
この冬一番の大荒れだと一部報道でも事前に伝えていた。
しかし、北海道では猛吹雪の中で悲しい出来事が起こってしまった。
外がどんなに大荒れだろうとも、簡単に車で移動できる現代社会。
きっと車という文明の利器がなければ、あんな暴風雪の中に出ていくことはないのだろう。
雪は上から降って来る分にはまだよい。
暴風雪になると、はっきりいう。前が全く見えないだけではなく、真っ直ぐ進むことすら出来ない。
方向感覚が全くつかめない。しかも、何処までが道路で、何処からが吹きだまりの雪の壁なのか全く判らない。
だからといって車を止めてしまうと、後ろから来る車が、突っ込んでくる可能性もあり、動くも地獄、止まるも地獄。
しかも、あれだけの暴風雪だとあっとゆう間に雪が吹きだまるだろうから、雪で車が動く事も出来なくなったのだろう。
冬山の気象が、いきなり突然平野部に降りてきたと云うところである。
冬山の登山者なら、こんな荒れた天気の時に、山へ行くのはいかがなものかと登山者を避難できるが、冬山が向こうから里へ下りてこられては、対処の仕方も限られてくる。
先週、青森県の酸ヶ湯の積雪量が日本一だとはしゃいでいたが、酸ヶ湯で馬鹿騒ぎしないで、今回の北日本の暴風雪の警戒報道をもっとしておいた方が有意義なのではなかったのかと思う。
とにかく天気図の等圧線がもの凄い渦を巻く状況になりそうなら、1日経済活動を休んだらどうかと思う。
所詮人間、自然の力に勝てるはずがない。
Posted at 2013/03/04 07:04:28 |
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