2013年03月19日
昨日(2013年3月18日)東京電力福島第一原子力発電所で停電が起こった。
高圧の配電盤につながるケーブル付近でトラブルがあったとみられるらしい。
東電や原子力規制庁によると、同日午後6時57分ごろ、発電所内の電源設備の一部が停止。免震重要棟は復旧したが、使用済み核燃料プールの循環冷却装置や、1~6号機の核燃料6377本を保管している共用プールの冷却装置、汚染水を処理するセシウム吸着装置などに供給される電気が止まったという。
この平時において、停電してしまうということは、自然災害などでの非常時になった場合、電力供給が絶たれる可能性があるということなのだろう。
いま使用している福島第一原子力発電所内の、電源供給システムの津波による塩害腐食などどうなっているのだろうか。きっと今は動いていても、東京電力が思った以上に劣化しているのかもしれないのかも・・・
追 記
今回の事故は、仮設配電盤のショートらしい事が、ようやく判明したようだが、残念だが仮設の配電盤で、今日まで動き続けていること。
そして、配電盤には、安全性を考慮してのバックアップの複数体系になっていないこと。
そして何より、故障原因の特定に我々庶民が思う以上の時間を要する事など、東京電力(他の電力会社も同様なの体制なのだろうか?)の安全に対する管理の程度が、改めて表に出た印象が強い。
結局のところ、原子力発電所の事故から2年が過ぎたが、原子力発電プラントの何処かの機器が故障すれば、すぐに何処が壊れたかすら、早急に把握できない可能性が、今後も起こりうるということであろう。
なんだか、素人の出たとこ勝負と同じで、目の前の危機にやっつけ対応するやり方で、このまま完全廃炉の日まで、東京電力は事に当たり続けるのだろうか。
Posted at 2013/03/19 07:07:05 |
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