2013年06月07日
三浦雄一郎さんの高齢でおこなった、エベレスト登頂に対して、日本国政府が表彰したいと言い出して、あっという間に、決定した「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」。
三浦雄一郎さんのエベレスト登頂については、素直に称したいし、今回の政府表彰は、三浦雄一郎さん自身が、辞退したと言う。
三浦雄一郎さんサイドは、良識を持っているというか、常識をわきまえているというか、正直今回の表彰を辞退した行動に対して敬意を表したい。
では、この「日本冒険家大賞」を創設したが、今後誰がこの賞を受賞するのだろうか。
冒険というのは誰かに称えられるためにするものではないはずである。
後世が、偉大な功績に対して評価するものだろう。
冒険しました。それですぐ受賞となるのは、はっきりいって商業ベース主体で、無理矢理価値あることをさせられただけと等しいだろう。
今回の「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」は、総理大臣表彰の枠に、冠を付けただけの位置づけらしい。
だから、この賞を受賞する事は、イコール、総理大臣表彰と同じである。
表彰状に「日本冒険家大賞」の文字が加わるだけなら、わざわざ「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」という文字が必要なのだろうか。
安倍晋三内閣総理大臣は、もう少しましな、総理の器かと思っていたが、結構小手先のお手軽お祭り男に見えてきて、この先日本は大丈夫なのかと、思わざるを得ない。
冒険的活動で有名な日本人といば、ヨットの堀江謙一氏だったり、白石康次郎氏だったりだが、登山出有名なのは、植村直己だろう。
そのほかにもたくさんの有名な登山家はいるのだが、登山で最も有名なのは、植村直己である。
日本人初のエベレスト登頂者の一人であり、世界初の五大陸最高峰登頂者となり、北極圏での犬ぞりなどの実績があった。
三浦雄一郎氏といえば、富士山直滑降やエベレストサウスコル8000m地点からの滑降など、世界七大陸最高峰全峰からの滑降をした実績のほうが実績的には高いと個人的には思うのだが、なぜか70歳を超えてからのエベレスト登頂ばかりスポットライトが当たるのは実際どうなのだろうか。
リヤカーで世界を旅した人や、自転車で世界を巡った人など、いろいろいるわけで、その親分というか、冠が、三浦雄一郎とは、少し違うような気がしてならない。
Posted at 2013/06/07 07:14:19 |
トラックバック(0) |
JOURNAL | 日記