2013年06月27日
昨日(2013年6月26日)第183回常会が終了し、来る7月の参議院議員通常選挙がやってくる。
今回の参議院選挙は、2007年に安倍晋三内閣の元でおこなわれた、第21回参議院議員通常選挙の任期満了に伴う選挙である。
そう6年前に安倍晋三総理大臣は、選挙で敗北し、その後速やかに体調が悪化し、夏の終わりに総辞職となったあの参議院選挙である。
そして、2009年の総選挙での自由民主党の敗北。民主党政権の誕生と繋がっていくのだが、その自由民主党への多くの国民が抱いていた、自由民主党長期独裁政権での、霞ヶ関との悪しきあうんの呼吸というか、いろいろな弊害が目についてきて、何とかかえたいという思いの初めが、あの2007年の参議院通常選挙だったのだろう。
しかし、この6年で、政権は代わったが、結局政権が代わろうとも日本の明治期から続く官僚制度の元での日本の行政システムは変わることはなかった。
民主党は2009年政権を握ってから、果敢に官僚に立ち向かったが、官僚から総スカンを喰らい、民主党政権は手足をもぎ取られてしまい、まともな統治能力もないままに、気がつけば裸の王様状態になってしまって、倒れてしまった。
結局、巨大官僚組織と、霞ヶ関の流れは、政党政権がどう変わろうとも、霞ヶ関の不利益になるような事を突っつくと、その政権は潰されるという構図になっている。
そう考えると、霞ヶ関を代えようとする政党は、いくら政権を握ったとしてもうまくいかない訳で、結局長年霞ヶ関とあうんの呼吸で政権担当をしてきたノウハウ(人脈)のある、自由民主党が、政権政党であり続けるのが、一番都合のよいということになってしまう訳だ。
そんな流れと、今の国会での二大政党制の現実を見ると、竹の子のようにある民主党を含めた今の小規模野党連合は、どれだけ二大政党の一躍を担えるのか。
去年の総選挙で、第三極の星としてやってきた、日本維新の会。結局、共同代表の暴走とちぐはぐさが露呈してしまい、この夏の参議院選挙で戦う力も残っていない。
民主党は、去年の12月迄政権与党であった面影すらなく、先日おこなわれた都議会議員選挙では、第二党どころか、4番手にまで落っこちてしまった。
きっと今のままの、この国の行政システムのままでは、国政選挙は何処ぞのアイドル集団の「総選挙」と同じセンター争奪のイベントなだけになってしまっている。
そう考えれば、秋元康は時代の読み方がうまいというか、こうなったら、国政選挙のプロデュースを秋元康にしてもらったら、お祭り騒ぎになっておもしろいかも。
東京都議会選挙で、自由民主党の次ぎの、第二党が公明党という結果では、オール与党の独裁政治になってしまっている。
上級官僚と、トップ財界のトライアングル政権が、はたして良いのだろうか。
きっともう一度参議院選挙の公示前に、政治ネタは書くだろうから、これが最後とは云わない。
国民の義務であろう、選挙の投票。しかし、民主党は、立候補者の擁立を断念してしまい、選挙する前から自由民主党の圧勝体制を作ってしまっている今回の選挙は、果たして投票行動するに値するのだろうかと思っている。
Posted at 2013/06/27 06:55:14 |
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