JR北海道の車両の事故が相次いで起きている。
7月6日には、特急「北斗」14号(キハ183系8両編成)の床下のエンジン付近から出火し、15日には、特急スーパーおおぞら3号(8両編成 キハ283系)の3号車(グリーン車の配電盤で出火した。
2011年5月27日石勝線清風山信号場で起こった脱線火災事故で、特急スーパーおおぞら号(キハ283系)が、全焼したが、ここ2年余りで多くの車両事故を起こしている。
いろいろ事故原因があるのだろうが、一つ言えることは、JR北海道が運行する北海道は、過酷な自然環境の地を走っている。
冬の気温はマイナスとなり、冬と夏の気温差は40度から50度ぐらいの気温差の中で時速100キロを超えて疾走するのである。さらには、沿岸地区を走る場合は、それに塩害の影響もうけるだろうから、使用環境は相当厳しいと思われる。
JR北海道の車両はそうした過酷な自然環境を考慮した仕様の設計にはなっているのだろうが、長年の厳しい自然環境下では、想定外のダメージがあるのではないかと思われる。
国鉄がJRに分割して25年を過ぎ、国鉄末期に設計製造された車両(キハ183系)は、相当酷使されているはずであろう。JR北海道は経営基盤が決して恵まれた場所ではない。
次々に新型車両を導入する事も難しいのだろうが、交通機関としては安全が第一である。
Posted at 2013/07/16 06:35:56 |
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