2013年07月31日
2013年7月29日に、中央アルプス・檜尾(ひのきお)岳(2728メートル)付近で起きた韓国人登山者の遭難事故。
20人の一行のうち4名が死亡する結果になってしまった。
この遭難事故には、言葉の違いによる気象情報の不足や、日本の3000m級の山の知識不足。さらには、団体のようで、中身は個々にバラバラに行動するという韓国人の体力や登山技術の未熟な人を置き去りにする、登山スタイルの違いが浮き彫りになった。
さらには、死因は低体温症とみられる。3人が身につけていたのは薄手のかっぱで、登山用の本格的なものではなかったという。
木曽殿山荘の従業員によると、20人のうち大半は、上からかぶるポンチョのような簡易的な雨具を着用して出発。同山荘付近は29日午前から風雨が強まっており、従業員は「防水性の高いウエアが普及している最近では珍しい。風が下から吹き上げたら(体が冷えて)困るだろうと思った」と話す。
韓国は日本と登山の習慣や装備が違うという。日本人登山者は上着とズボンに分かれた防水機能の高い雨具を使うことが多いが、韓国人登山者は今回遭難した一行のように、ポンチョを身につけている人が多いという。
韓国でも登山ブームが起こっていて、3000m級の山を求めて日本へ登山に来る韓国人は急増しているようだが、文化、教育の違いによる、外国人の遭難は今後も続くだろう。
韓国の聯合ニュースは「日本はいくら悪天候でも入山規制はされない」と指摘している点においても、山岳遭難の原因が登山者側の責任なのか、山を管理していない行政側の責任なのか、もしかすると韓国側は訴えてきそうな雰囲気さえある。
このような、日本の文化とことなる諸外国の人々を観光客として受け入れ商売しようとする日本の観光産業は、もしかするとこれから更に大変な事になるのかもしれないし、このような諸外国の人々の山での遭難やトラブルは増える可能性が高いだろう。
Posted at 2013/07/31 06:55:56 |
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