
8月8日の16時56分ごろに気象庁が発表した緊急地震速報の影響で、検索ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のトップページが一時アクセスしづらい状態となった。
17時ごろからPCページが約20分間、スマートフォンページが約5分間、表示しづらい状態だったという。
同社では、2011年3月11日に東日本大震災が発生した際も、Yahoo! JAPANのトップページは問題なく表示されていたと説明しており、「これだけの規模のアクセスはここ数年なかった」とコメントしている。
実際、緊急地震速報直後にアクセスしたが、繋がらなかった。
気象庁の地震情報は、繋がったが現実に有感地震でなかったために、地震の震源や各地の震度情報はアクセスしても表示されなかっのだが、現実に地震が起こればどれだけネットのインフラが持ちこたえてくれるのか、これだけスマートフォンやタブレット端末が普及した今となっては、2011年3月11日の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の時のように、コンピュータネットワークがつながり続ける保障はないのだろう。
気象庁が瞬時に計算して公表する緊急地震速報は凄いシステムだということを改めて知る事になった。
震源に近かろうが、遠かろうが、P波と思われるシグナルを何処か1箇所でキャッチできれば、瞬時にして計算をして、強い揺れを感じるであろう地域を、地盤特性を加味した上で、決定し公表するシステムだということが、今回の一件で見せつけられた。
緊急地震速報を公表するに至った決定的な地震計は、三重県沖の海中に設置された地震計1個の情報がもたらした、P波と思われるシグナルだけなのだから、いかに瞬時に情報化出来る様にシステムを組んであるかが解る。
現実的には、海底で発生する地震をキャッチするには、一刻も早くP波をとらえ緊急地震速報を公表するかというシステムの速報性が求められるのだが、システム感度を上げれば、誤報も起きる可能性も出てくる所に、このシステムの弱点も潜んでいる。
Posted at 2013/08/09 06:39:37 |
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