デジタルカメラの今年のトレンドは、どうなっているのだろうか。
個人的には、コンパクトデジタルカメラをとうとう一台手にしたが、世の中的には、スマートフォンカメラvsミラーレス一眼レフという感じだろうか。
しかし、60歳を越えたリタイア組が手にしているカメラは、フルサイズの一眼レフカメラだ。
しかも首の、二台の一眼レフカメラに、広角系と望遠系のレンズが付いてうろうろしていたり、カーボン三脚の脚を伸ばしたまま、廻りの人々の迷惑を顧みず(迷惑になっている事すら感じていない)、危ない行動をしまくるのだった。
そんな年寄りの目に光り輝くであろう一眼レフカメラが、ついに発売された。
「NIKON Df」である。
ニコンのフラッグシップ機「NIKON D4」と同じフルサイズ撮像素子を搭載した、マニュアルフィルム一眼レフカメラと同じような、マニュアル操作ができる各種ダイアルがてんこ盛りのカメラである。
そんな、「NIKON Df」の予約が予想を超える状況となり、生産が注文に追いついていないことを発表した。「引き続き鋭意生産に努める」としているという。
きっと来春の桜の頃には、この「NIKON Df」を見かけることになるだろう。
もう一台NIKONの機種で注目するのは、
「Nikon 1 AW1」である。
レンズ交換式ミラーレスデジタルカメラなのに、防水性能がIPX8相当の防水性「防水15m」という。
雨の日や雪の中でもそのまま利用できるし、水中も15m位の水深までそのまま利用することが可能だという。
アウトドアでの撮影がガンガン出来る仕様は魅力的だ。
ただし、手振れ補正機能が無かったり、レンズの明るさのスペックが並だったり、トレードせざるを得ない部分があったりして、必ずしもベストではないという点もあるのは残念だ。
しかし、ことしの秋に発売されたNikonの上記二機種は、ニコンの今を物語っている注目すべき製品だろう。
レンズ交換式ミラーレスカメラの
「SONY」
とうとうフルサイズで、3600万画素という一眼レフデジタルカメラと同等の性能を有する
「α7R」が登場した。
また、2400万画素のフルサイズ機
「α7」や、APSサイズの「
NEX-7」を頂点とする「
NEXシリーズ」の商品群は、SONYが売りとするデジタルカメラの方向性を現しているといえよう。
CANONは、ここへ来てようやく
「EOS M2」を12月20日に発売するとアナウンスした。
キヤノンは、レンズ交換式ミラーレスデジタルカメラより、やはり一眼レフ式を貫きたいようである。
そのほかのメーカーとしては、
富士フィルムの
「FUJIFILM X-E2」などのXシリーズや、ミラーレスに完全移行した、
オリンパスのフラッグシップ「
OM-D」や「PENシリーズ」など、レンズ交換式ミラーレスカメラも各社からいろいろ出て来て、いわゆる「コンパクトデジタルカメラ機」は今後より淘汰されてゆくことになるのだろう。
そんなコンパクトデジタルカメラは、SONYの「
Cyber-shot DSC-QX100」 「
Cyber-shot DSC-QX10」にみられるように、スマートフォンの機能を補う製品、そして、Wi-Fi対応(NFC対応)のスマートフォンやタブレット端末と連携がとれる製品が主流となってゆくのだろう。
スマートフォンは、iPhoneが、圧倒的な人気と、高性能なカメラ機能で、来年以降も中心にあり続けるのだろうが、SONYスマートフォンの、SONYらしい製品が出て来た事は、来年以降も注視したい。
Posted at 2013/12/13 06:44:47 |
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