2014年04月11日
パソコンが一般に普及し始めて何年になるだろうか。
広く多くの人々が文具のように、使い始めたのは、2000年以降だろう。
パソコンの周辺機器として、デジタルカメラが売れだしたのも2000年以降だ。
携帯電話にメール機能が付加されたのも、家庭にネットワーク回線が入りこむようになったのも、2000年頃からだ。
最近話題になっている研究者は、30歳らしいが、彼女が大学生になった頃には、コンピューター化した社会になっていたという時期になるのだろうか。
研究者が取り違えた画像を、
「パワーポイントのバージョンが・・・」
と発言していたが、残念だがパワーポイントに張り付けた画像データをさらに、別の場所へコピーして利用すると、大元の画像データより解像度的にも劣化するのではないのかと、思ったりするのだが、きっとこの研究者は、アナログ的に物事を進める仕方を知らないか、殆ど知らずにいるのだろう。
アナログ的に画像データを取り扱えば、画像はフィルムということになり、フィルムのコマ番号がキーとなるはずだが、デジタル時代となった今、簡単に大量の画像を撮影できるし、何より簡単に複製データ(コピー)を瞬時に無限に作る事が出来てしまう。
さらにそんな画像データを、自分のパソコン内で思いのままに、加工してしまうことも容易く出来てしまうのだから、悪意があるとかないとか、大袈裟なことではなく、日常よくやるデータ編集(体裁を整える)位の事なのだろう。
アナログで画像の切り貼りをするとなったら、物凄い労力と作業工程を経なければならなかったのだが、完全デジタル世代にとっては、当たり前の簡単作業なのだろう。
現実アナログ的にノートに記述するより、電子デバイスにデジタルデータとして記録したほうが簡単だろうし、これからの社会ではもっと、このような事象が表面化してくるのかもしれない。
そう思うと、研究者が自ら述べた、勉強不足、自己流という事は、アナログ的な作業とルールを経験していない、若者たちに、教育をした大人の責任もあると思う。
そう思うと、日本のマスコミがこぞって大々的に報道した今回の研究論文の一件は、少し可哀想に思えたりする。
Posted at 2014/04/11 06:54:43 |
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