※ 写真は、10月19日 岐阜県天蓋山より御嶽山
今日は27日。
先月(2014年9月27日)の御嶽山の突然の噴火からーケ月が過ぎた。
あの噴火した日から、日本アルプスの山々から最もよく目にする山となった。
探すことなく、白く立ち上がる噴煙は、未だ行方不明の人々が、私たち登山者に、無言で語りかけているように思えてならない。
自然は時に美しく、そして時に牙を剥いて襲いかかる。
戦後最悪の噴火事故とマスコミは報じているが、秋晴れの土曜日。そしてお昼間という時間帯という条件が重なってしまった。
これが、せめてどれか一つでも違う条件下での噴火であったならば、これほどまでの犠牲者が出ることはなかっただろう。
しかし、事は時として゛最悪゛のタイミングで起こってしまう。
このような予期せぬ噴火が、夏の富士山でおこったならば、この何倍もの人々が、被害に直面する可能性は、十分に考えられるのだが、そんな状況下の対策は殆どなされていないのが実情である。
先日、富士山の噴火を想定した避難訓練がおこなわれたが、道は車で渋滞して、問題点が浮き彫りになっている。
麓の避難訓練だけではなく、5合目より上にいる登山者の避難となると、より困難な状況になるのではないかと予想できる。
富士山をはじめ、火山噴火が起こる時には、せめて明確な予兆の後に噴火して欲しいと誰しも思うことだろう。
Posted at 2014/10/27 22:25:52 |
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自然災害 | 日記