2016年09月12日
2014年7月に、当時ある県の県議会議員が、政務活動費を、空出張の形で不正受給した事が発覚し、後に県議会議員を辞職。
さらには、刑事告発となり、2016年7月6日、裁判で判決公判が行われ懲役3年、執行猶予4年が言い渡されたのは、つい2ヶ月前である。
地方議員の政務活動費の不正受給については、たびたびニュースで取り上げられるが、ここへ来て、とある保守的(自由民主党が強い)な地域の県議会議員そして、市議会議員が、政務活動費の不正受給が相次いで発覚し、連日ニュースになっている。
特に悪質と思われるのが、某市議会の自由民主党会派の議員達である。
その某市議会は、今年(2016年)6月の定例市議会で、議員報酬を来年(2017年)度から現行より、月額10万円引き上げる条例改正案を、賛成多数で可決した際に、とある市議が、新聞記者のメモを力尽くで奪い、問題になっていた。
議員報酬の現行の10%以上の引き上げという率についても、驚くが、なぜプラス10万円なのか。
いままで、長年慣習でおこなっていた、政務活動費で不正的受給していた第二の給料が、2014年に発覚した某県会議員の事件のせいで、出来なくなり、その政務活動費から受給していた額の補填として、議員報酬の増額に至ったのではないだろうかと、私自身は思って見ていた。
そんな、議員報酬の増額決定から2ヶ月後に、早くも相次ぐ、政務活動費の不正受給の発覚。
しかも、その不正受給発覚の最初が、6月に新聞記者のメモを力尽くで奪った市会議員であった事は、やはり、議員報酬の引き上げと、政務活動費の不正受給は、繋がっていて、私の見立て通りなのだろう。
しかも、この政務活動費の不正受給問題で早くも、3名の自由民主党会派の議員が辞職し、6月に新聞記者のメモを奪った元市議会議員の、証言で、不正受給で得た政務活動費を、現市議会議長の職にある議員など、5名の自由民主党会派の市議会議員に、15万円ずつ事務局から直接渡していたという主旨の発言があった。
疑惑が持たれた、5名の自由民主党会派の市会議員は、金銭授受について会見で否定したものの、疑惑の内容について、当事者達が内々で対応を協議した非公式の会の内容音声が、報道各社に内部リークされてしまい、そのリーク音声を聴く限りでは、自由民主党会派の市議会議員達は、自由民主党会派の少なくともある派閥内の議員達で、組織的に政務活動費の不正受給をしていたのではないかと思われる。
このブログを書いている間に、また1名の市議会議員の、政務活動費の不正受給が発覚。
ここの市議会の自由民主党会派の議員の体質を疑わざるを得ない。
今回の地方自治体の議員による政務活動費の不正受給は、氷山の一角なのであろうか。
ここまで、議会議員の不正についてであったが、某都で起こっている、豊洲市場の”盛り土”問題。
あれだけお金をつぎ込んでおいて、説明していた方法と異なる仕様の建設施設になってしまっているが、誰が仕様変更を決めて、誰が承認したのか。
呆れて物も云えない。
役所の不正と、それをチェックするはずの、議員の不正。
この国の、行政はどうなっているのか? ・・・である。
Posted at 2016/09/12 21:13:04 |
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