今年も大勢の人々が、海へ山へとレジャーを楽しんでいる。
ここ北アルプスでも、連日遭難事故が相次ぎ、この夏富山県警察管内だけで、7名の方が山域で死亡している。遭難というより、滑落若しくは、落石などの落下物によって亡くなってる場合が多数を占める。
この滑落のなかで、実はカメラで写真を撮ろうとして、誤って滑落してしまったケースが以前からある。
登山道脇に咲く花を撮影しようとしたり、風景を撮影しようとして、夢中になり、ファインダー(液晶画面)を覗いて構図を考えていて、一歩二歩動くうち、登山道の縁から斜面に足が移動してしまい ・・・ となるようだ。
実は、私も以前に、カメラで風景を撮影していて、構図を考えながらファインダーを覗いて、一歩二歩動いてしまい、気がつけば、登山道の縁まで無意識に動いていて、あと一歩足が前に出ていたなら、斜面に落ちるところだった、という経験がある。
そこはなだらかな傾斜の斜面だったから、命にどうのとはならなかったろうが、それでも、自分の立ち位置にひやっとした。
ファインダーや液晶画面を見ていると、足下が見えなくなるばかりか、構図に意識が集中して自分の立っている周りが、危ない場所であることを忘れてしまう。本当に危険だ。
数年前、漫画クレヨンしんちゃんの作者、臼井儀人も荒船山の岩壁で、デジタルカメラで写真を撮っていて、120mの崖下に転落してしまった。
写真1枚のために命は落としたくない。危険な場所では、ファインダー(液晶画面)を見たら、決して動かない事だ。
山の遭難についてもう一つ触れておきたい。
先日読売新聞に、
富士山救助隊、ムダ出動過去最多 携帯で手軽に「助けて」…有料と知ると自力で下山
という内容の情報があった。 (リンク先がそのうち切れる可能性があります。)
安易に救助要請を頼むが、有料とわかると、自力で下山するとは、一体何事だ!!だったら、救助要請するな!!
記事の一文に
静岡県警地域課によると、富士山では2010年、過去最多の48件、55人の遭難があり4人死亡したが、50人は軽傷か無傷だった。県警や消防は緊急性が少しでもあると判断すれば救助に向かうため、不要な出動の増加は、深刻な事故への対応に悪影響を及ぼしかねない。
とあるが、この文の中の50人は、救助の必要がなかった方々であるということか? とんでもない話しだ!!
とにかく、登山者の体調と、トレーニングをしっかりおこない、登りたい山へ行くのではなく、登山者個人の体力と、経験にあった山へ行って登山してもらいたい。
また、装備や下調べを十分におこない、
”イザ” いうときに自分で対応できるようにして、登山してもらいたいものである。
あと、団体バスツアーで山に来る連中!!数十人の団体で一気に来て、狭い登山道を占拠するのはやめてくれ。
おまえらが登山道で休憩すると、道がふさがるし、よけることをしないから、邪魔なんだよ!!!
さらに、登山ストック振り回す奴ら!! 危ないんだよ!! しかも思いっきり長くストックしたままで、ストックの先にゴムも着いていないのを手にしている おまえ!!
何考えているんだ!! 危険きわまりないんだぞ!!!
バスやケーブルカーに乗るときくらい、ストックはザックにしまえ!!! 手に持ったまま振り回すな!!!
おじさんは怒ってるんだぞ!!!
Posted at 2011/08/12 22:46:51 |
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