
関越自動車道で、ツアーバスが事故を起こして悲惨な状況になった。
このツアーバス金沢ー東京間片道一人約3,500円程度と、結構安い。1バスの売り上げが約12万円ほどになり 、そこからツアー会社の取り分。バス会社の取り分。高速料金や燃料費などの実経費を差し引けば、バスの実運行にかけられる人件費は自ずと限られる。
その結果、事故が起こる確率が高くなり、結果事故が起こってしまった。
しかも、今回の事故運が悪く、高速道路の防音壁の角に突っ込むという事態になり、大惨事になってしまった。
私達消費者は、安全には安全のコストがかかる事を理解して、安全を見極める力をもたなければならない。
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ツアーバスが衝突した関越道の事故現場は片側3車線の緩い左カーブ。長さ10~15メートルのガードレールが途切れてすぐに鉄製の防音壁(高さ3メートル)が続く。防音壁はバス正面のほぼ中央から座席の7列目付近まで、車体を断ち割るようにめりこんでいた。
乗客救出のために座席は取り外され、バスの前方に数十メートルにわたって積まれた。周囲には血痕が飛び散り、靴やカバンが散乱した。
辺りにはバスから漏れたとみられる燃料のにおいが立ちこめた。バスをレッカー移動する際、金属がぶつかり合うバリバリという割れるような音が響いた。
自動車の安全性を研究してきた芝浦工大名誉学長、小口泰平名誉教授(自動車工学)は、スピードを出したまま衝突したことが直接的な原因としながらも、「車体の軽量化という流れが被害を拡大させたのではないか」と指摘している。
小口名誉教授によると、バスの車体は近年、軽量化を追求してフレームを減らすなどの改良が加えられている。強化プラスチックなどを使用することで全体の強度を確保しているが、いったん防音壁などがめり込めば、内部にそれを遮るフレームがない構造になっているという。
小口教授は「スピードや衝突時の角度などの条件がそろったこともあるが、車体正面にもフレームが多用されていた昔のバスなら、あれほどめり込むことはなかっただろう」と話している。
以上 毎日新聞より転記終わり
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Posted at 2012/04/30 05:43:49 |
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