山のスキルというか、山岳遭難などについて少し書こうと思っているのだが、なかなか文がまとまらず、いまだ引き出しの中であるが、先日、登山でのGPS使用についての記載があった。
登山用GPSとして、2000年代初頭に
GARMIN社の携帯用ハンディGPSナビゲーターが普及しだして、多くの登山者も使用しているようだ。
このGARMIN社のハンディGPSはアウトドアで使用することを念頭において製品化してあり、それなりにバッテリーも持つようになっているようだが、最近はGPS機能の付いたスマートフォンが普及し、スマートフォンで登山のGPSとして使用する人がいるようだ。
スマートフォンのGPS機能はGARMIN社のハンディGPSのようにアウトドア使用に耐える機能を持っていない。
GPSといっても自動車用とスマートフォン用とアウトドア用では、それぞれ性能や機能が異なるのである。
では、GPSを多用している人がいきなり地図を見て、正しく行動ができるのか。
答えはNOであろう。大体GPSを日々使っている人間の多くは地図の見方の基本を知っているとは思えない。
地図の見方がわからないから、簡単で確実なGPSを使うのだろう。
私個人の感想であるが、GPSは便利だが、人間の頭を馬鹿にする。
地図を見て考える必要が全く無く、命令されるまま動けばいいのであるから、思考する能力の維持をする事が無くなり、GPSを使っていくと地図を見る力が確実に衰える気がしてならない。
現に自動車で旅行する時、カーナビを多用していると、地図を読み解く力が退化したように思えてならない。
なので、私はカーナビはあくまで補助的な使い方しかしない。
ではどのようにカーナビをつかっているのかは、いつの日にか披露しよう。
今回はここまで。
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GPSで登山、過信は禁物 充電切れ、山頂で機能せず/神奈川
GPS(衛星利用測位システム)で登山、過信は禁物―。スマートフォン(多機能携帯電話)の普及などでGPS機能を使う登山者が増える中、県警や登山団体が注意を促している。充電切れや山頂などで機能しない不安があるほか、秦野市内では、山岳地図を携行しなかったためルートを外れて遭難し、救助されたケースも。「GPSはあくまで補助的なもの。地図と併用を」と呼び掛けている。
最近はGPS機能の付いたスマートフォンが普及し気軽に利用できるようになった上、登山用品店や通信販売サイトでは登山用のGPSが販売されている。
日本山岳協会(東京都渋谷区)の担当者は「GPSは現在地の緯度や経度が分かる便利な道具で、登山者向けの講習会も開かれている」としながらも「詳しい地形は表示されないし、途中でバッテリーが切れることもある。地形図などを携行するのは山登りの基本」と指摘する。
大型連休に丹沢登山を楽しんだ川崎市の30代男性は「山頂付近で携帯電話のGPSを使ったが機能しなかった。地図とコンパスは必ず持っていくようにしている」。
だが、秦野市内では4月15日、スマートフォンのGPSを頼りに丹沢登山に来た3人のグループが急斜面で身動きが取れなくなる事案が発生。峠に向かう途中で登山ルートを外れたためで、2人は自力で下山したものの、東京都目黒区の男性会社員(33)は119番通報し救助を要請。秦野署の山岳救助隊に救助された。
同署によると、3人は登山歴3年以上だが、地図は持っておらず、GPSとブログに掲載された写真を頼りに山へ入った。会社員は「GPSで最短ルートを探して歩いているうちに迷ってしまった」などと説明したという。県警によると、県内でGPSに頼って登山者が遭難するのは、初めてのケースだった。
本格的な登山シーズンに入ったことから、秦野署は登山客にチラシを配布するなどして、地図の携行を呼び掛けている。
以上 カナロコ 5月27日(日)14時30分 より転記終わり
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Posted at 2012/05/29 23:51:44 |
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