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昨日、２０１３年３月３０日の放送が最終回だったラジオ番組　

「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI 」

「ファイナルイベントTHANK YOU 『AVANTI』 presented by JIM BEAM」が、東京ミッドタウン・ガレリアB1アトリウムで開催されたのだが、多くの「ＡＶＡＮＴＩ」ファンが訪れたようである。

東京ミッドタウンの２階そして３階、さらに入りきれない人たちが外にまで溢れたようであった。


たかが、ラジオ番組のイベントであったが、そのイベントの様子は、ファンが、ツイッターで逐次情報ＵＰがなされ、パソコンの前でイベントに参加している気分であった。


ラジオの経営は年々厳しくなっている感じも見受けられるが、多くの人々のハートを動かす、コンテンツをなんとかこれからも作って欲しいと思う。

ラジオは時に、災害時の速報性ある情報源であり、時にイメージを膨らまして楽しめるエンターテイメント性の情報源であったりもする。


そんなイベントの最後に、AVANTI常連客の大学教授とスタンさんによるセレモニーがおこなわれたのであるが、これは東京ミッドタウンに行かなければ見られることはないはずであった。

多くのＡＶＡＮＴＩファンは、このセレモニーを見に出かけられたのだろう。

そんな、セレモニーの様子が、ＡＶＡＮＴＩファンのネットのちからで「盗み見」できるのである。事の善し悪しはあるが、長年「盗み聴き」してきた教授をちょっと「盗み見」

あくまで、ちょっと「盗み見」であって・・・

その内容は、「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI 」の特別回「教授の特別授業」とでも言ったらいいのか。

教授の２１年にわたる”ＡＶＡＮＴＩ”の愛が、４０分に込められた授業であった。


インターネットは今や現代生活になくてはならない物だし、様々な情報が無数に流れ続けている。

その情報は、いろいろ制約があったり、問題がある部分があったりする部分もあるのだが、どんな形にせよ、人を動かすちからが詰まっていることは確かなようだ。

謎の紳士が毎週土曜日夕方５時に、話しかける。


一つだけ約束してください。これから行くお店をむやみに人に紹介しないって。

よろしいですか。では参りましょう。

東京は元麻布。仙台坂を上がった辺りにあるイタリアンレストラン”AVANTI”我々がゆくのはそこのウェイティングバー。

土曜の夕方の常連客が織りなす東京一の日常会話。聞き逃したくないばかりに、つい足が向いてしまうんです。

さあ、着きました。

私が扉をお開けしましょう。


そんな土曜日の夕方が、今日も訪れた。



しかし、今日の夕方は少し違う。

twitterでは、お昼前から、東京ミッドタウンで　「　THANK　YOU　『　AVANTI　』　」がおこなわれている情報と画像が刻々と流れる。

多くの「AVANTI」を愛するお客が、楽しそうに、「JIM　BEAM」を片手に、AVANTIのバーテンダーだったスタンからAVANTIのコースターをもらって「AVANTI」がオープンするのを待っていた。

今日の話は「イカの神秘」。新しいバーテンダーアンジェロと共に時間は過ぎる。

そして、最後に、教授はいう。

「アンジェロ。また今度の週末に。」


そして今週も土曜の夕方は過ぎていった。

来週の週末に、教授の声を聴くことはもうない。

この冬偶然に、ＮＨＫ－ＦＭで「冨田勲の世界」というスペシャルプログラムの再放送を聴いた。

なんと、去年の秋に放送された番組の再放送という。こんな番組の放送があった事を知らなかった事自体がショックである。

番組の内容は、冨田勲のこれまでの足跡をたどるように、ＮＨＫの番組でいろいろ使われている名曲を中心に、古い楽曲から順に紹介していった。

そして、秋に放送された部分に追加して、昨年１１月２３日に、東京オペラシティでおこなわれた、イーハトーヴ交響曲の一部楽曲が放送された。

この模様は、ＵＳＴＥＡＭでライブ配信されたらしいのである。

去年秋に、タモリ倶楽部に冨田勲が出演されて喜んでいる場合ではなかったのだ。

この、イーハトーヴ交響曲は、初音ミクとの競演が話題だったらしいが、宮澤賢治ワールドが、冨田勲の手によって、壮大なスケール感で表現されている。

とうとう久しぶりに、ＣＤを買って全編聴いた。



目を閉じれば、イーハトーヴ（いわて）の大地が、匂いが、そして風が、思い出される。そんな楽曲であった。

偶然だが、過去にエアチェックしたカセットテープに、１９９６年９月２６日のニュースが残っていた。

その中に気になる内容のニュースがあった。

以下書き起こし全文：

本格的な高齢化社会を向かえる２０１１年から２０２５年にかけての、ＧＤＰ実質国内総生産の成長率は、平均で年０．８％から１．７％の低い伸びに留まるという試算を通産省がまとめました。

通産省は、成長が鈍くなる要因として、高齢化や子供の数が減る少子化の進行で、労働人口が減少する一方、年金などの公的負担が増大し、更に貯蓄率が低下することをあげています。

しかし一層の規制緩和や社会構造の改革で、２％台の成長率を達成することも可能としています。

以上


現実に２０１３年にいる訳だが、どんぴしゃり、旧：通産省（現：経済産業省）の試算通りの結果であり、アベノミクスのいう２％成長率の達成って、ここで旧通産省が試算している数値そのままではないのだろうか。

きっとこの時の戦略の一部を「アベノミクス」と言って安倍首相が使っているだけなのかもしれないぞ・・・　詮索したくなってみたりする。


残念だが、アベノミクスは、偶然にも、アメリカ経済の上昇期に安倍首相の就任時期が、重なっただけで、”運も実力のうち”と、とらえるか、野田元首相の、絶妙なお膳立ての産物と見るか。

個人的には、これからやってくる、中国そして、北朝鮮情勢への、嵐の前の一時のアメの日々にしか思えてならない。

きっと、残念だが、中国そして北朝鮮との情報戦争が始まって、経済がどうのといっている場合ではなくなってしまいそう（実はすでに、情報戦争はすでに始まってしまっている）で、日本が日本であり続けられるのか、重大な決断の時が目の前に迫っているのかもしれない。

AVANTIの後番組が発表となった。

《イマジネーションを刺激するトーク・ラジオドラマ！》

●土曜日　17:00～17:50　インドア派の現代っ子に、外遊びを指南！『ピートのふしぎなガレージ』

舞台は、いつもなにやら物音が聞こえてくる、丘の上の古い洋館のガレージ。ゲームやネットで育ったインドア派の現代っ子が、ひょんなことから、そのガレージの主に、アウトドアの楽しみ方の手ほどきを受けるようになります。ゴルフやサーフィン、天体観測など、その道のプロのウンチクや歴史をおりまぜながら、オトナの外遊びを提案するプログラムです。


宇宙人とインドアな若者の交流による“外遊びのススメ”？！

「AVANTI」のスタッフが贈るファンタージー。
丘の上の古い洋館のガレージを、ゲームやネットで育ったインドア派の若者が覗くと、そこにはそのガレージの主である宇宙人が・・・。

不思議な車に乗って、遊び上手な達人たちに会いに行きます！

それって？ホイチョイ？？



昨日のTBSラジオ「Dig」で、カンニング竹山が、

「どのテレビ番組もラジオ番組も"しがらみ"で終わります。」

「聞いてる人は"しがらみにつき合わせるな"と思うかもしれませんが、マスコミは、我々芸能界はしがらみで動いてますから。」

といっていたが、まあスポンサーのしがらみやら、局のしがらみやらいろいろあって番組は始まって終わってゆく訳で・・・・


追　記

「ピートのふしぎなガレージ」は三菱自動車一社提供らしい。

サントリーは、夕方５時枠から手を引いたのね。キリンは夕方４時枠頑張ってるけど・・・



山下達郎の「Sunday Song Book」の某書店屋みたいに、スポンサーが代わったけど、結局半年で一社提供ではなくなったのと同じ道を辿らなければよいのだが・・・

しかも　番組名が　「～ガレージ」　っておもいっきり自動車の宣伝番組が前面に・・・

それは、AVANTIも同じか・・・


「NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE」のほうが、番組パッケージが良いような気がする。

「AVANTI」って、あのウェイティングバーの緩い感じと、JAZZテイストがマッチしていてなんとなく良かったんだが・・・

あの番組を休日出勤で仕事しながら聴いていて、仕事終わったら、ちょっと飲みに行くかという雰囲気になるそんな雰囲気がBESTな感じだったのだが・・・



追　記　その２　２０１３年３月３１日


とうとう「ＡＶＡＮＴＩ」が終わってしまった。

今週末の土曜午後５時には、皆のお耳に届くはずである。

「ＡＶＡＮＴＩ」以上の心に残る、たくさんの番組ファンが毎週心待ちにして聴く番組になるような、楽しいコンテンツ番組になるように応援したい。