昨日(2013年6月25日)に、自由民主党内の国防部会で、辛坊治郎さんの行動を、批判する意見が相次いだという。
中山泰秀部会長は「東日本大震災(の津波)で流し出された人を救出するなら納税者も納得すると思うが、本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」と無謀さを指摘。
辛坊さんを部会に呼んで事情を聴くことも検討する考えを示したという。
自由民主党の国会議員の皆様。それはおかしいでしょう。
今月初めに、自由民主党のトップである安倍晋三内閣総理大臣が、「
日本冒険家大賞」なる賞を創設して、冒険を奨励したではないか。
冒険は無謀だから、冒険な訳で、絶対安全ならそれは冒険ではなくお遊びの域を出ない物になるはずであろう。
今回の太平洋横断が、「本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」というなら、今後小型ヨットで太平洋横断する事は、失敗すれば国民の代表から、叩かれるという事になろう。
誰も遭難したくて、冒険しているはずではないし、今回のチャレンジは、
プロジェクトD2製作委員会と表面ではなっているが、この裏には日本テレビ(現によみうりテレビ)が絡んでいる事は、現在削除(非公開)になった、「ブラインドセーリング」公式ホームページ内のブログに、
読売テレビの現場スタッフが企画書を書き、最高幹部のゴーサインをもらった時点で、ヒロさんの夢実現に向けての私の仕事の半分は終わったようなもんです。
と。
自由民主党としては、辛坊治郎氏によほど恨みを持つ人物がいるのだろうか。いや、いるのだろう。たくさんと・・・。
とにかく、「日本冒険家大賞」なんて、冒険を推奨するかのような馬鹿な賞を作って、冒険を政治利用した事に、自由民主党の政治家達よ、人の冒険の失敗を叩く前に、反省したらどうですかと私は言いたい。
また、今回の冒険の救出に際して、自衛隊の出動という事で、その費用云々という事が云われているが、自衛隊でしか救出できないのだから、自衛隊が救出にいって何が悪いのだろうか。
漁船だろうが、貨物船だろうが、民間飛行機だろうが、自家用飛行機だろうが、海上で問題が起これば、海上保安庁、そして海上自衛隊が救出活動をする。
人を見て、公的救出の判断をするとなる事のほうが問題であろう。
辛坊治郎氏のヨットも、何も自らすすんでクジラにぶつかった訳ではないし、何か不測の事態でヨットが浸水したのだから、外野が騒ぐのはどうなのだろうか。
自由民主党さん。参議院選挙が目の前に迫ってきたが、何でも選挙活動に利用しよういう考えは少しは改めて欲しい。
Posted at 2013/06/26 07:00:57 |
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