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2013年06月21日 イイね!

台風4号と梅雨前線 20130621

台風4号と梅雨前線 20130621

今年は台風の当たり年になるのか。

前回の台風3号は、日本の目の前までやってきたが、今回の台風4号は日本本土にかかる梅雨前線の所までやってきた。

そのため梅雨前線に台風エネルギーが加わってしまい、これから局地的な大雨も想定される。

雨は農作物への恵みでもあるが、豪雨となると人間の生活に甚大な影響を与えるから困るのだが・・・。


Posted at 2013/06/21 06:19:31 | トラックバック(0) | weather | 日記
2013年06月20日 イイね!

今や最も巨大な闇の利権 原子力発電 20130620


2009年夏、それまで、多くの国民が、自由民主党が表看板で長年やってきた日本の政治と行政に、NOといって、自由民主党ではない政党にこの国の舵取りを託してみたが、結局、自由民主党の、長年の経験という膨大で巨大な、知識と人脈で、自由民主党を表看板にするしか方法が無くなった日本。

そんな、中で2012年の夏に、野田前内閣総理大臣政権下で決定した、我が国の原子力政策の縮小という方向性を決めたはずなのだが、2012年暮れの総選挙で、自由民主党の「安倍政権」になった途端に、原子力ムラは力を取り戻し、2012年の夏に巻き起こった原発ゼロの風は無かった物になってしまった。

あの2012年夏の「パブリックコメント」はいったい何だったのだろうか。結局左翼市民の捌け口の場でしかなかったという事なのだろう。

しかも、その左翼市民も、結局民主党政権の終焉と共に、終わってしまった。何とも悲しき事態。

感情論で、「原発反対」とは言わないが、日本原子力研究開発機構の体質や、東京電力の福島第一原子力発電所の現状、そして、アメリカでの原子力発電所の製造者への損害賠償など、日本の原子力発電に関する様々な事象を俯瞰すれば、原子力発電の利点、欠点のどちらがより深刻な問題をはらんでいるかは理解できるはずである。

しかし、原子力ムラの中枢にいる当事者達は、どう見ても「原子力ムラ」の存在ありき、現行の絵柄のとおりで、進み続けたいらしい。


それは、安倍内閣と自由民主党だけの話ではなく、経済産業省、文部科学省、財務省などの霞ヶ関の巨大組織と、そこに食いつく、巨大企業との、「政官財の鉄壁トライアングル」の価値観で決まっているだけである。


闇の利権と書いたが、本当は闇でも何でもなく、日本という国の形を作っているそのものの、一つの形なのだろう。


どれだけ、リスクがあろうとも、どれだけ犠牲があろうとも、日本という国を形成する上で不可欠な産業が、原子力産業であるということ。

日本の国はそんなに危険な危うい場所でしか、成り立っていけないようにしてしまったのは一体いつから、そして誰がしたのだろうか。



原子力発電を促進する皆様に一つ聞きたいことがある。

使用済み核燃料の最終処分はどうするのかである。

結局この1年、原子力発電の有り無しと、安全性がクローズアップし続けたが、結局核のゴミをどうするのかという、議論が表立ってなかった。

福島第一原子力発電所からまき散らされた放射性物質そのものと、放射性物質を含んでしまった土や水の最終処分や、廃炉から取り出されるはずの、メルトスルー、メルトダウンした核燃料の最終処分。

現在、六カ所村の核燃料貯蔵プールや、全国の原子力発電所で保管している大量の使用済み核燃料の最終処分。

そんな、本来なら真剣に議論しなければならない「核のゴミ」の問題が、全く問題にならないのはどうしてなのか。

単なるこの問題の隠蔽と先延ばしをしているだけで、いつの日にか必ず解決しなければならない絶対事項である。

その事については、行政そして政治家などのお得意の「棚上げ」で、そんなにいつまでもおいておける棚はあるのかといえば、そんな棚は実は存在しないのである。

ゴミの廃棄場が決まらなければ、とりあえずこれ以上ゴミは出さないのが、基本だろうと思うのは私だけだろうか。




参考資料

2012年 8月10日 私見 「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する意見

2012年 8月23日 特定団体の声を聞いた野田総理大臣

2012年 8月31日 電気エネルギーの未来

2012年 9月12日 核のゴミのゆくえ

2012年 9月16日 矛盾する原子力政策の未来

2012年10月 1日 大間原発

2012年10月 3日 工事中の原発3基は完成し稼働する

2012年11月 5日 結局経済優先になるのか 原子力発電所の地質調査

2012年11月 7日 やはり原子力行政はおかしい

2012年12月19日 原子力発電のこれから

2013年 1月 7日 除染にみる公共事業の現実

2013年 1月29日 安全とは一体なんなのだろうか 原子力発電所に関しての考察

2013年 2月10日 テレビ番組が問いかける真意とは



Posted at 2013/06/20 06:46:39 | トラックバック(0) | JOURNAL | 日記
2013年06月18日 イイね!

すごい事になるぞ 今年の夏の富士山 20130618


早くも今年の夏、富士山の入山料として任意に「協力金」として1,000円を徴収するらしいことが決まったようだ。

この、任意という「協力金」。任意といいながら、ほぼ強制である。各5合目登山口に人を配置してゲートが出来るのだろう。

そして金を払わないとゲートを通して貰えない雰囲気が作られる。

きっと任意という名のほぼ強制協力金になる事は間違いないと思われる。

そこで危惧するのが、この協力金を払いたくないという輩が、登山道から外れた場所から、強引に取り付いて登って行く馬鹿が出てくるであろう事である。

たかが千円。されど千円。その千円の為に登山道以外の山裾が踏み荒らされ、環境破壊などの要因になりはしないか心配である。

富士山は他の山と違い360度どこからでも登れそうな山である。

現実登山道を外れてショートカットする馬鹿がいるのも事実であり、そんな馬鹿は、どうして登山道以外を歩くのがどうして悪いのか認識もないし、理由も知らない。

そかし、そんな馬鹿ほど、流行好きで、人の頂点に立って目立ちたい、自慢したい馬鹿野郎なので、きっと今年の夏の富士山に大挙してやってくるだろう。


京都大学の栗山浩一教授(環境経済学)は、登山者数を現在と同じくらいに抑えるには、入山料を7,000円にと発表していたが、7,000円も徴収されては、山小屋の1泊分に相当するではないか。

そんな入山料をとる山はこちらから願い下げであるが、千円の駆け引きでより、悪質な登山客が増える(上記で述べた、登山口以外から取り付く登山者)事態が起こる可能性があるのなら、せめて500円ぐらいにしておいた方が良いのではないだろうか。

とにかく今年いきなり徴収されることが決まった富士山。


さらに、富士スバルライン(河口湖側)と、富士山スカイライン(富士宮口)の通行規制が年々厳しくなり、今年は、車で5合目までサッと行って登る事は個人では難しくなってきている。

自家用車の利用も問題だが、ツアーバスの利用者も相当いて、5合目までの道路状況では個人登山者が問題だが、5合目より上では、団体で時間との戦いの融通が利きにくい団体登山者が問題であるという、何とももどかしい現状がある。

今の富士登山で何が問題かというと、オーバーユースという点が、最大の問題なのだから、入山規制をかけるのが一番だろうと考える。

ではどうやって入山者をコントロールするのか。

河口湖側(富士スバルライン)と富士宮側(富士山スカイライン)の2道路は通行止めにして、登山バスに乗ることにする。

現に、上高地や、乗鞍スカイラインなどは一般車の通行が禁止されている。

ここ富士山では、観光バス利用者も全て登山バスに乗り換えて登る事にする。

この登山バス(全席指定の着席制)によって、運行本数をコントロールし、1日の登山者数をコントロールする。

しかも、この登山バスの利用料金に、駐車場代の金額、入山料の付加をおこないトータル的にコントロールする。

登山バスに乗り換えて5合目へ行くとなれば、運行時間のコントロールによって、深夜のいわゆる「弾丸登山」も抑制できるだろう。

入山料を払いたくない人は、富士吉田の1合目、富士宮の1合目から歩いて登山する道を残しておく。

では御殿場口や須走口の入山はどの様にしてコントロールするかは、その登山口の現状を佐田氏は知らないので、明確には言えないが、同様に5合目の手前で、規制をかけて同様な登山バスを設定するのが良いのかと思うが、この2ルートについては、登山距離が長く、素人登山者や、ツアー登山者の利用が少ないので、入山料をいくらか徴収するゲートを作るだけで良いのかもしれない。


簡単に行ってしまえば、健脚で山登りの根性がある人はそんな数はいないはずで、制限対象外として登る道を残しておく。


できれば将来的には、富士スバルライン、富士山スカイラインは、道路から山岳鉄道にしてより排気ガスなどの環境へ配慮した交通手段にせめてシフトする方向になった方が良いのではないかと思うが、現実的には富士山利権の商売屋さん達は、道路が無くなると荷揚げなどが大変なので、決して道路が無くなることはないのだろう。



 

宮脇俊三さんの「夢の山岳鉄道」には、富士スバルラインを山岳鉄道にするにはどうしたらよいかという、章も掲載されていた。


とにかく今年は富士山周辺へ出かける観光客がたくさん出る事実は、避けようがない。

静岡、山梨の観光業者や、旅行ツアーに絡む旅行業はとにかく、千載一遇の一儲けのチャンス。

凄い事になることだけは間違いない。












参考資料


富士山の入山料 任意で1000円に


富士山の環境保護を目的に、利用者から料金を徴収するいわゆる「入山料」の内容を検討する専門委員会が東京で開かれ、この夏は登山者から任意で1000円の協力金を求める案が了承されました。

富士山の入山料を巡っては、山梨・静岡の両県が環境保護を目的に、ことしの夏山シーズンで試験的に導入することを目指しています。

14日は、入山料の内容を検討する専門委員会の初会合が東京で開かれ、大学の教授や富士山の環境保護に取り組むNPOの代表など12人が出席しました。

このなかで、静岡県の担当者から、ことしの夏山シーズンのうち、来月下旬から8月上旬にかけて登山者から任意で1000円の協力金を求める案が示され了承されました。

さらに、委員からは多くの人に協力金を払ってもらえるようバッジなどの特典をつけるアイデアや登山道などの整備費用に毎年70億円近くが拠出されていることを説明し、協力を呼びかけることなどの意見が相次ぎました。

山梨・静岡の両県では、専門委員会で了承された案を地元の自治体や観光関係者などと協議し、合意が得られれば、この夏から試験的に実施する方針です。

専門委員会の委員長を務めた東北大学大学院の安田喜憲教授は「今回の議論をきっかけに日本人の富士山を敬う思いを思い起こすきっかけとなればいいと思う」と話していました。

6月15日 5時9分 NHKより

Posted at 2013/06/18 07:08:19 | JOURNAL | 日記
2013年06月15日 イイね!

モバイルと電池の戦い なぜバッテリー交換に金がかかるのか 20130615


世の中デジタル化だらけになり、しかも小型化して何でもかんでもバッテリーで駆動する世の中。

私の持ち物も全てはバッテリー駆動の物でうようよ。

バッテリーがあるうちは便利グッズで快適ライフだが、バッテリーが無くなれば、使えない便利グッズとなり、単なるウェイトになってしまう。

そんな電気製品。充電式バッテリーは、充電すれば繰り返し使えて便利だが、その充電池にも、寿命があり、充電池がへたってくれば交換したくなる。

交換したくなるというより、交換しないと使い物にならない。


ソーラー充電式腕時計。

 

CASIOの腕時計なら4,000円程で二次電池の交換が可能らしいので、まだ良いのだが、ボタン電池式の充電池の交換ごときに、カシオに送って交換とは、ちょっとリーズナブルではない。



初めて手にしたデジタルカメラ

キヤノン 「S-10」  

 

そのバッテリーの保ちの悪かったこと。

デジタルカメラのくせに、バッテリーが持ち堪えられず、100カットも撮影出来ない。

今考えると、デジタルカメラの利点である、たくさんのカットの撮影出来るという、恩恵があまりなかったデジタルカメラであった。

しかも、乾電池も使用可のではあったが、その電池が2CR5という、お高い特殊系電池。

 

充電バッテリーもNB-5Hで何だか特殊で、当時結構なお値段がした。

 

なので、次から買ったコンパクトデジタルカメラは、単三乾電池駆動式の機種ばかり選ぶ事に。

これなら電池の汎用性は高く、どうにでも出来るので、この点は便利である。




デジタルカメラなら単三乾電池対応製品があるのだが、いわゆるモバイルツールにそんなうまい話の製品はそうはない。



バッテリーの寿命が来てしまって、充電してもすぐに終わってしまう、21世紀初頭のモバイルツール。

 

バッテリーパックが横からネジ1本で開けられる構造にはなっているが、残念だが10年前のサポート終了した機器のバッテリーが売っているのか。売っていても結構金額するみたい。

数千円も金を掛けてバッテリー交換するだけの価値はあるのかといえば、疑わしい。




そんな古い電気製品ならバッテリー交換はもういいかと思うが、最近のタブレット機器の多くはバッテリー交換不可か、サービスセンター送りで結構金が取られる見たい。

ノートパソコンならバッテリーパックを買えば、新しいバッテリーに自分で交換出来たのに、それが出来ないとは、数年後にはバッテリーのへたりと格闘しながら使わなければならない事が、今から目に浮かぶ。

そんなことを考えると、タブレット機を手に入れるのは考えてしまう。

バッテリー交換が簡単にしかも安価に出来れば、良いのだが、なぜバッテリー交換にこんなに金がかかるのか。

どう見てもタブレット端末は使い捨て感がタップリである。


充電池の寿命頃には、タブレット自体の性能も陳腐化して、結局長年続いたパソコンの数年で買い換えと同じで、タブレットも次々新品の高性能な商品を買えという流れなのか。


だったら安い中華パッドを買っていくほうがコストパフォーマンスは良いのかとも思ってしまう。

しかし、中華パッドの製品の完成度の低さは買わなくとも大体解る。

結局安かろう、悪かろうになってしまって、安物買いの銭失いでは、元も子もない。






通常使う分には、便利そうな、タブレット端末。

一番の売りが、内蔵バッテリーで動く携帯性だが、結局その内蔵バッテリーに苦しめられて、なかなか購入に踏み込めないでいる。


レノボ 「IdeaTab A1000」 先程公式サイトがなぜか開かなかった ついでに インプレスの記事

 

お値段18,000円ほど 値段で勝負の製品 実際の出来はどうなのよ。

先程 レノボの公式ページが開かなかったが、その間に、発売予定が、6月下旬から7月上旬に変わっている。

発売時期の延期が決定なのか。



グーグル 「Nexus 7」 中身はASUS製

 

こちらも18,000円ほど 仕様その他で値段は変わるが、結局中華系は15,000円から20,000円くらいか。

1万円を切る中華パッドは、中身が怪しすぎるので手を出す気はない。



ドコモ 「docomo d tab」 安いのだが・・・ Huawei製

 

ドコモのいろいろサービスの抱き合わせで、本体価格は1万円でお釣りが来るらしいが、抱き合わせサービスの月額使用料と、解像度その他の仕様がやはり少し貧弱か。

ドコモで売る、撒き餌中華パッド。




タブレットの頂点に君臨する

アップル 「i Pad」 良い製品なのだがお値段も高い。

 

商品パッケージはピカイチなのだが、お値段と、結局充電池はどれくらいでへたるのよ。

内蔵バッテリーを別売付属品で、自己取り付け可能なら良いのになぁ・・・



ソニー 「Xperia Tablet Z」 良さそうだが、ソニータイマーは今も健在なのか? どうなのソニーさん

あとお値段が・・・ 結構するよね。
 
 

アップル対抗の国内メーカーだと、やはり、ソニーとなるのか。


マイクロソフト 「Surface RT」 ipadの値上げに対して、7月14日まで、期間限定で1万円も値下げしてきた。

 

これどうなのよ?? 


マイクロソフト 「Surface Pro」 ついに発売 Windows8のモバイルPCとタブレットが一つになった感じの高額製品 でもバッテリーがへたると、バッテリーの交換費用が・・・

そんな貧乏人は買うなということか。

 

結局、ネットであれこれ見るも、結局買う予定もなく・・・

数年前のネットブックの時代は終わって、パッドが主流になるのかなぁ。






Posted at 2013/06/15 06:53:13 | PC | パソコン/インターネット
2013年06月12日 イイね!

世界遺産 富士登山のゆくえ 20130612


今年世界遺産にほぼ決定で、益々登山者が増える日本最高峰「富士山」。

もちろん深田久弥の日本百名山のリストにも入っていて、百名山をコンプリートする、百名山登山者ももちろん一度は登る山だ。

この数年前からの中高年登山ブームも手伝って、登山者の増加もうなぎ登りである。


2005年 200,292 人
2006年 221,010 人
2007年 231,542 人
2008年 305,350 人
2009年 292,058 人
2010年 320,975 人
2011年 293,416 人
2012年 318,565 人

夏期の富士山登山者数 関東地方環境事務所発表値


となっていて、そのうち半数以上の55~60%は吉田ルートからのアプローチである。

明らかに2008年にそれまでの20万人前半から、一気に30万人に増えてしまっている。

10年前と比較すると、10万人以上増えた計算だ。



昨年最も登山者が多かった日は、
7月28日(土)11,779 人
8月25日(土)11,639 人
8月 4日(土)11,462 人
8月18日(土) 8,955 人
8月26日(日) 8,654 人

だった。


また、登山ルート別で最も多かった日は次の通り

吉田ルート  8月25日 (土) 6,831 人
富士宮ルート 7月28日(土) 3,185 人
須走ルート  8月 4日(土) 1,639 人
御殿場ルート 8月13日(月) 1,101 人

となっている。


7月1日から8月31日迄の62日間での登山者数なので単純計算で考えると、

八合目以上の登山者の総計を、32万人と仮定する。

1日平均 5,161 人

吉田ルート  60% 3,100 人  ※ 6,831 人
富士宮ルート 25% 1,290 人  ※ 3,185 人
須走ルート  10%  520 人  ※ 1,639 人
御殿場ルート  5%  260 人  ※ 1,101 人

となるが、吉田ルート、富士宮ルートでは、計算平均値の2倍以上、須走ルート、御殿場ルートでは、計算平均値の3倍から4倍になることもある。


登山者が多い日は、土曜、日曜が圧倒的に多く、ついで金曜と月曜だろう事は想像するまでもない。

とにかくこれだけ登る富士山。

残念だが、登山の初心者が大勢やってくる傾向が強く、登山上級者(経験があり健脚な人)は、こんな観光客に毛が生えた富士山に夏にやってくることは少ない。

現実私自身、富士登山は、思っていてから実行するまで15年以上もかかってしまった。

なかなか登らなかったのは、素人登山者が多く、駐車場から混雑するのが必至だったのと、登山費用が結構かかる(以前は富士宮ルートの道路も有料だった)からだ。

実際2010年にようやく登山したが、天気と、自動車の通行規制をにらんでいったが、それでも素人登山者がわんさかいて、登るのには苦労した。


先週、山梨県と静岡県は、観光庁に対して、いわゆる「弾丸登山」の自粛を書面で要請したという。

まあ、健脚で、高所になれた登山者なら問題はあまりないのだろうが、現実素人同然の登山者がいきなり、日帰りで富士山頂を目指すのは、無謀というか、高山病を舐めているというか、はっきり言って無理である。

現実登山道の廻りから、山頂のお鉢の廻りまで至る所に、高山病で苦しみ、倒れている多くの登山者を見た。

はっきりいって、高山病は下山するしか対応策はない。

高山病にならないためには、体調を整え、高山にならすためにも、ゆっくり登る事が成功の秘訣である。

また、富士山は晴れていれば、日差しを遮るものが一切無い。直射日光と紫外線がモロにやってくるし、雲が涌いて天気が悪くなると、高山なので大変寒い。

夜に登る弾丸登山となれば、寒い中歩き続けることになり、とても初心者がおこなう登山では決してない。

だいたい、山登りは、早立ち早着が基本である。日の出と共に登り、遅くとも夕方4時頃には山小屋に入るスケジュールをたてるものだ。

夏山は午後になると、気流が乱れて雷や夕立が来る可能性がある。その天候の危険度を避けるためには、午後の早い時間には、その日の行動を終える(安全を確保する)のが基本である。

特に雷は、山の稜線や、富士山のような逃げ場がない山では最悪、死を意味する。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」と同じ行為のバスツアーでの午後から登る富士登山は、はっきり言って半分客の安全を最初から放棄している様に私には思えてならない。

しかも、7合目ぐらいまで登って、2,3時間程仮眠を取って、夜中にまた登り始めるのだから、山小屋で1泊といっても、体を少し休めるだけで、しっかり眠って翌日の体力を回復するにはほど遠い。

私からいわせれば、インチキ宿泊料を取られて登る「半弾丸登山」と同じであろう。

なぜ、そんなバスツアーが主流になっているのかといえば、ツアー費用の抑制と、富士山の山小屋の利益確保が合致して、登山者のためのツアー登山出はなく、業界の利潤のための富士登山になっているからだ。

まあ、富士山の各山小屋は、年間営業日が60日から75日程しかなく、1年の利益をこの2ヶ月ちょっとで稼がなければならないという現状も背景にはあるのだろう。

しかも台風や悪天候の日は登山客がかなり減るので、利益が出る日は、年間60日は無いはずである。


入山規制や入山料の徴収など、いろいろ議論されたりしているようだが、そんなことをすると、そんな規制を逃れようと、登山道以外を登る馬鹿がうようよ出て来そうで、もっと深刻な問題が起こりそうな気がしてならないと感じるのは私だけではないはずだ。

大混雑の富士登山 (現実のイメージ)

 

 

 


登山規制の現実私案はあるが、それは次回とする。


そんな富士登山の季節が、今年ももうすぐ始まる。7月1日には、富士山の山開きだ!!







富士山入山増どう対応 8合目大渋滞や弾丸登山…課題多く 山梨

夏山期間の深夜の富士山8合目付近の様子。登山道から山頂へと急ぐ登山者があふれる(富士吉田市提供)
 富士登山人気はすさまじく、毎年7、8月の夏山期間には山梨県側北口登山道から約25万人が山頂を目指す。“山頂でご来光を拝みたい”という登山者が夜明け前に8合目から山頂直下を埋め尽くし大渋滞。登山道から逸脱する人も多い。5月の国際記念物遺跡会議(イコモス)勧告では「来訪者の増加は斜面の流亡に問題があり、検討を要する」と提言した。県や地元市町村でつくる富士山安全指導センター運営協議会がこの問題で議論を始めた。
                   ◇

 富士吉田市の環境美化センターで開かれた協議会。県や市町村担当者が打開策を協議した。「混雑時の8合目付近に誘導員を集中配置して、登山規制をかける方法があるが、法的根拠がみえない。北口登山道5合目上には18軒の山小屋があり、宿泊キャパが計3040人。この数を超えたら登らせないのはどうか」(富士吉田市)と入山規制をにおわせた。「25万人とは5千人×50日。山小屋のキャパを超えている。安全で楽しい登山に何人が適当か」(山中湖村)。「東京で富士山写真展を開催した際に、来場者から『入山予約制にしてほしい』と要望があった」(忍野村)。「法的に根拠がないが、入山許可証の発行はどうか」(富士河口湖町)との案も出た。

 この会議では山小屋を利用せずに5合目から一気に山頂を目指す“弾丸登山”も議題となった。登山者をかき分け、登山道外を登る。本人に高山病の危険があると同時に落石を引き起こす危険もある。5日に弾丸登山の自粛を求めて横内正明知事らが井出憲文観光庁長官に関係機関への周知徹底を要請した。弾丸登山を含め登山道渋滞の解消には入山予約制、入山規制、許可制などの案が浮上してきた。イコモスは来訪者管理戦略が緊急に必要だとしている。


以上 産経新聞より転記


Posted at 2013/06/12 21:51:41 | トラックバック(0) | JOURNAL | ニュース

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