数年前まで、カメラについてあれこれ書いていたが、スマートフォンが浸透して、コンパクトデジタルカメラが、風前の灯火となった今、久しぶりに今のカメラ事情を書き留めておこう。
1.欲しいが、高くて手が出せないカメラ
・ NIKON D850
あこがれのNIKON。CANONのEFレンズ資産が豊富に保有しているので、マウントを変える気は無いので、買うことはない。
・ CANON 5DMark4
本命のカメラ。しかし、保有するEFレンズ光学設計が古いものばかりなので、カメラ本体を買えば、レンズも買わなければならいだろう。
・ SONY α7R3
SONYのEVFの良いところは、水準器がファインダー上で常時表示できて、マニュアルフォーカスの時に、EVFが10倍で拡大できる機能。
望遠レンズで遠くの風景を撮影する際には、マニュアルでしっかりピント合わせが手持ちで可能になる。これは、OVFファインダーではほぼ不可能な機能だ。
ただし、SONYFEマウントレンズは、NIKONやCANONより割高に感じるし、中古市場にレンズがあまり出回っていないので、レンズを揃えるには金がかかる。
2.現実的なAPS-Cフォーマット
・ SONY α6300
ミラーレスAPS-Cフォーマットの先駆者、SONYEマウントカメラ。最上位モデル
α6500があるが、コストパフォーマンスを考えると本機種がベストだろう。さらに安いα6000もあるが、
α6000だとEVFのドット数や、水準器が無いなどSONYαシリーズの強みの機能がないのでお勧めしない。
個人的に、今保有しているNEX-6が壊れたら迷わずこれを買うだろう。
・ CANON M5
もう3年CANONがこの機種を発売していたら、たぶんSONYEマウントカメラを買わずCONONMマウントカメラを買っていたかもしれない。CANONの主力機のミラーレスカメラを発売する時期が遅かった。ようやくEVFを搭載したのが本機だ。
・ FUJIFILM X-T2
もし、初めてデジタルカメラをかうのならこの機種も魅力的だ。ただし、レンズはFUJIの純正レンズのみとなり、遊びこころは狭くなる。しかし、そこにはFUJIの写真に対する哲学的なまじめな作りが凝縮されているように感じる。
レンズ交換式カメラを選ぶ時に頭を悩ませるのが、レンズマウントと対応レンズの問題だ。どんなに、優秀なカメラ本体でも、レンズが悪ければどうしようも無い。レンズがあってのカメラになる。だから、カメラ本体とレンズを合わせたトータルで考えなければならない。
レンズを選ぶ時、レンズの焦点距離だったり、明るさ、最短撮影距離、大きさ、重さ、レンズ性能などいろいろな基準要素があるが、どの要素が個々の使用者にとって最も重要なのかは違うので一概にどのレンズが良いとかは言えないところに、カメラそしてレンズ選びの楽しさで有り、難しさだ。
以前、
フィルムカメラとデジタルカメラの画素数について書いていたが、今や最上位のデジタルカメラは、総画素数3000万画素、4000万画素、5000万画素と高画質化し、フィルムカメラ時代の高解像レンズ(CANONLレンズ群など)でも、それだけの高画素に対応しきれないようで、今売っている高解像高級レンズは、どんどんリニューアルし値段もどんどん高額になっている。
結局、35mmフィルムは、RGBの各粒子単位で行けばトータル3000万画素程度はあったのだろうが、各色の粒子の総数で3000万画素程度なのだろうから実質画素の1000万画素代を大きく上回っていて、特にレンズの周辺精度を隅々まで保っていないと今のフルサイズデジタルカメラでは厳しいらしいのが現状と言えよう。
3.コンパクトデジタルカメラの終焉
無くなる事はないが、新しい技術が詰め込まれたいわゆる
コンパクトデジタルカメラは、ほぼ市場から消えかけている。この分野のカメラは、スマートフォンに取って代わったといっても良いだろう。コンパクトデジタルカメラで残れる分野は、防水性能に特化したカメラ、高級コンパクトデジタルカメラといわれる撮像素子の大きさが1インチ、いやAPS-Cサイズ、フルサイズのカメラだ。
しかし、防水性能に特化したデジタルカメラは、機種を減らしていて、この分野でももしかすると、大型のセンサーサイズを搭載した機種に移行していくのかもしれない。
Posted at 2017/12/31 17:05:55 |
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