前回
北アルプス 立山 の 利権 20190103 と題して、最後に安倍ドリル 云々と書いて、次回につつく として 終わっている。
次回 を 書こうとして、はや半年が過ぎ、夏山シーズンに突入してしまっている。
立山黒部世界ブランド化 ロープウエー は 材木坂に 20190225
そもそも 世界ブランド って何? 2019227
と、関連内容を書いてはいるが、現実的に北アルプス立山のリゾート開発はどうなって行くのか?
現状では、材木坂に現在ある、立山ケーブルカーをロープウエーに置き換える構想が動いている感じだ。
今年(2019年)6月に立山駅周辺でコンサルティング会社が、鳥類の調査をおこなっていたので、多分、ロープウエーの建設に関連した、環境調査の一環なのだろう。
ロープウエーは、雪が降り積もっても運行出来るというメリットは大きいが、テント道具やピッケル、ヘルメットにロープなど、重装備のザックを持ち込んで乗り込むには、現状のケーブルカーと比較した場合、ロープウエーには荷室スペースが限られてくるので、必ずしもロープウエーがケーブルカーより全ての面で優れているとは思えない。
しかし、とにかく立山ケーブルカーを、ロープウエーに付け替えて、冬季営業をおこなう環境を作る方向で動く事だけは確かな流れのようだ。
2019年2月6日 未公表 途中まで書いてお蔵入りしている Blog
国立公園の「ナショナルパーク」 としてのブランド化 と 立山黒部 20190206
北アルプス 立山 の 利権 20190103 と題して 、
「立山黒部世界ブランド化」 について 書いた。
最後に、
[アベドリルを止められるか] と書いて終わったが、今のままでは止められることは出来ない。
多分 何とかして止まるものではない。
2019年度 富山県は、更なる事業を実施し、富山県の組織体制も大きくなる。
しかも、環境に意見を求めるという。
どうすれば、現行法に抵触せずに実現化のうなのか。
どんな法案を作れば実現できるのか。
「立山黒部世界ブランド化」に関する意見書がこれまで、いろいろな団体などから出されているが、本事業を進める意見書が、経済界から提出された。
「立山黒部世界ブランド化」の推進のための 世間へのアピール。
称名滝周辺へのロープウエイ建設は、このまま行けば進められるだろうと推測する。
技術的には、ロープウエイ建設は可能だとゼネコン側からは回答をえているはずだろう。
あとは、自然環境云々という環境保護団体系の、反論をはね除ければ建設可能という段階に来ているのではないのか。
そして、その建設の為の概略設計当たりのとっかかり事業を、2019年度におこなう算段になっているのではと感じる。
実際にはどうなるのかは、今月の富山県2019年度予算が明らかになれば解ることだ。
予算事業が解ると言うことは、事業が進むということで、後戻りは無いという事になる。
答えは皆が知っている。
安倍晋三政権が終わる事態に世論が動かない限り多分無理だ。
安倍晋三政権が終わる そんな事が出来るのか。
しかし、いつか必ず安倍晋三政権にも終わりがある。
それまでに、「立山黒部世界ブランド化」が、事業化のレールに乗ってしまうのか、レールに乗りきれず時間切れに持ち込めるかの二択だろう。
2019年3月の富山県新年度予算の県議会で2019年度事業の全貌が解るのだろうが、更に一歩大幅に踏み込んだ事業が組まれると予想される。
その新規事業は、2019年度日本政府予算と連動しているはずなので、2019年の主に観光庁、国土交通省予算には注視しておく必要がある。
そして、2019年度予算のヒアリングは終わっているので、実状はもう決定済みのはずだ。
そう、今この2019年1月時点で、騒いでももうすでに2019年度事業は決定している。
そして、「立山黒部世界ブランド化」に疑義を唱えて行動するならば、2020年度事業化部分について、今から観光庁事業、富山県事業に粘り強く疑義を訴えるしかない。
観光庁 について調べてみると、
アクションプログラム が掲載されていて、その中に、
国立公園のナショナルパークとしてのブランド化 なる文字がある。
つまり、
「立山黒部世界ブランド化」 は、観光庁のナショナルパークのブランド化 の 事業の一つであるだろうと推察される。
事業主体が、富山県 と思っているが、本当は観光庁の 中核事業の一つということになる。
立山周辺の山小屋関係者などが安全面などで意見しているが、意見では富山県は聞く耳を持たない。
しかも、富山県の担当課である
地域振興局 観光振興室 のイチ担当者に、意見書を手渡したところで、この担当者には何の権限もなく、観光庁の事業化の出先実務担当部署でしかない。
事を動かすには、せめて観光庁に直接意見をぶつけてナンボでしかない。
しかも、安倍晋三 を超える大物政治家の強力プッシュがなければ無理だろう。
そんな大物政治家は誰なのか。
今の日本政治家で、安倍晋三に意見できる人物は・・ いないのだ。
今のこの国 [日本國] の 最大の不幸は、安倍晋三 に強く意見し、議論できる大物政治家、マスコミ、政財界の重鎮 そんな、真の大物が全くいない という これはもはや 悲劇だ。
以上
ここまで書いて お蔵入りしている。
今日(2019年7月18日)現在、参議院選挙の真っ只中だ。
数日後には、選挙結果がわかるのだが、安倍晋三を支える与党が勝つのか?それとも、安倍晋三政権にダメージを与える結果となるのか?
今回の参議院選挙で連立与党の自由民主党、公明党の議席が減ったとしても、政権交代となる訳ではないので、安倍晋三政権がすぐに終わる訳でもないし、立山黒部アルペンルートのリゾート構想が今すぐ凍結とはる事はないだろう。
さしあたって具体化するのは、天狗平にある「立山高原ホテル」の運営を星野リゾートがするのか、他の会社がおこなうのか?
とにかく 「立山高原ホテル」の民間会社への運営移管という事だけは、数年後に確実に行われる。
立山ケーブルカーのロープウエーへの移行は、現実問題として、環境アセスメントを行い、環境省等とのすり合わせをして、法令をクリアしなければならないし、簡単に来年度建設出来る問題でもないので、具体的に着工するのは、数年先になる。
多分、今年の後半には確実に景気は悪くなり、来年の東京オリンピックが終わると、日本のお祭り景気も終焉となり、厳しい経済状況が待ち構えていると考えられる。
とにかく、参議院選挙の結果がどうなるのか。
そして、安倍晋三政権はどうなるのか。
ここ数日の有権者の投票行動によってこの問題もこの先変わってくるだろう。
そうなれば、ロープウエー建設というプロジェクト事態もどうなるのか?となる可能性もあるだろう。
ゼネコンへの公共事業維持のためロープウエー建設を続行するのか?
観光庁と富山県知事のメンツを考えれば、ロープウエーは、なんとしても建設となるのだろうが、大きな風呂敷はどこまで畳むのかだ。