COVID-19 の影響で、1年延期となっている、2020東京オリンピック。
東京2020オリンピック日程
開始: 2020年7月24日 金曜日
終了: 2020年8月9日 日曜日
延期された東京2020オリンピック日程
開始: 2021年7月23日 金曜日
終了: 2021年8月8日 日曜日
森喜朗の話では、オリンピックの延期期間は安倍晋三が決めたという。
そして、ここへきて、IOCは、2020東京オリンピックの再延期はないといっている。
個人的な見立てとしては、多分2021年夏に東京オリンピックを開催する事は無理だろう。
東京でのCOVID-19感染者は減ってはいるだろうが、 感染がなくなる訳ではないだろう。
ワクチンが出来て、ある程度免疫が出来て、効果が現れるのに、あと12ヶ月で完了出来るのか。
出来たとしても、それは日本国での話であって、アフリカ、南米、東南アジア、欧米など、世界各国で終息か対策の目処が立たない限り、世界の各国の選手が一同に東京へやって来て、競技大会を行うという行為は、無謀だと思ったりするが。
振り返ると、2020東京オリンピックは、ここまでいろいろあった。
東京オリンピックの誘致を最初に手を挙げたのは、石原慎太郎元東京都知事だったが、その石原慎太郎は、都知事を辞めて、衆議院選挙に出馬。
そのあとを受けて東京都知事になった、猪瀬直樹が、2020東京オリンピックの招致を決めたのが、2013年9月7日だったが、その後、猪瀬直樹東京都知事は、カネの問題で東京都知事を辞職。
お・も・て・な・し・ おもてなし
は、いまや単なる「なし」に 変わりつつある。
説明通りにやってみせるも、鞄にお金は入らず。
そして、舛添要一が東京都知事となったのだが、湯河原の別荘へ公用車を使ってしょっちゅう行っていたり、公費で千葉の温泉ホテルへ家族で行っていたりと、みみっちいカネの使い方で、これまた東京都知事を辞職。
何でこうなったかなぁ・・・ くそ~
2020東京オリンピックのメインスタジアムの、国立競技場の建て替えに当たって、屋根付きの豪華な競技場を提案した、ザハ・ハディド氏の設計プランが採用されて、建設に動き出すも、当初案の設計額よりどんどん金額が膨れ上がり、ザハ・ハディド案は中止になり、設計費の一部を支払う羽目になるも、新たなる設計コンセプトを応募し、隈研吾案の設計案になった。
白紙に戻した原因は何か。
安倍晋三
やはりコストが当初の予定よりも大幅に膨らみ、国民の皆さん、あるいはアスリートたちからも大きな批判があった。このままではみんなで祝福できる大会にすることは困難だと判断した。
工期の問題があったが、きょう、五輪・パラリンピックまでに完成することができると確信を得たので、決断した。
2015年07月27日
参考 Blog Link
■ 国立競技場のてんやわんや 20150519
■ 2500億円の競技場 20150627
■ 繰り返す 日本の公共事業 20150708
■ 公共事業の見直し!! 20150717
■ 白紙になったけれど・・・ 新国立競技場 20150723、
屋根があれば、もっと密閉状態?
出来上がったけれど・・・
聖火台はどこに付くのか気になる。
聖火台は永遠に付かないかも・・・
なお、ザハ・ハディドさんは、2016年3月31日 死去している。
英BBC放送は31日、2020年東京五輪で使う新国立競技場の旧計画のデザインを担った英在住の女性建築家、ザハ・ハディド氏が心臓発作のため死去したと報じた。65歳だった。気管支炎の治療のため、米南部フロリダ州マイアミの病院に入院していた。
かかった経費は受け取っていったが、あのままザハ案の国立競技場建設工事をしていても、ザハ・ハディド氏本人は竣工検査に立ち会う事は出来なかった。ナムナム。
2020東京オリンピックエンブレムについても、
2015年7月 佐野研二郎案で決まったが、その後、イタリアの美術館のバクリ疑惑などで白紙撤回となり、
2020東京オリンピック 招致の時のエンブレム。
エンブレムの利権の関係でこのエンブレムは、2020東京オリンピックの本エンブレムとはならなかった。 個人的には、このエンブレムが一番良いと思う。
再公募となり、2016年4月に野老朝雄の組市松紋案が採用となった。
2020東京オリンピックは、猪瀬直樹氏が招致を決めた時には、「コンバットなオリンピック」だったはずが、ふたを開けると、ヨット競技は神奈川だったり、自転車競技は、静岡だったり、更にマラソンは札幌で開催という、当初のコンセプトは完全に崩れて、2020東日本オリンピックになった。
日本政府の安倍首相とIOCのバッハ会長との電話会議により開催延期が決定
そして、2020年3月24日 安倍晋三とIOCのバッハ会長との電話会議により COVID-19による、2020東京オリンピック開催の1年延期決定。
安倍晋三が第二次内閣総理大臣になってから、今回の2020東京オリンピックは始まったともいえるが、2016リオデジャネイロオリンピックの閉会式に、スーパーーマリオの出で立ちで現れたのには、私は呆れた。
オリンピックのあからさまな、政治利用。
そこまでするのか?
選手が主役で、一国の首長は黒子だと思ったのだが、とにかくプラスイメージの事には、真ん中に立ち、堂々とアピール。
最終的に2020東京オリンピックはどうなろうとも、「2020安倍晋三オリンピック」と私は命名したい。
この2020東京オリンピックは、電通のボロ儲けのはずであった。
しかし、COVID-19の出現で風向きは変わり、ぐじゃぐちゃぐちゃに。
公式スポンサー企業も厳しい減収減益は必死だ。
COVID-19 で、特別給付金が決まる前に、「お肉券」の配布などという馬鹿にした案が上がっていたが、家畜農家では、2020東京オリンピックの需要を見越して、2年前に、牛の入荷を多くして、2020東京オリンピックの需要にあわせて飼育してきたそうだ。
まさにこれから出荷時期を迎える牛がたくさんあるらしい。
家畜農家は大打撃らしい。
仮に2021年7月に東京オリンピックが開催されたとしても、出荷時期を逸した牛をあと1年飼育し続ける事は難しいだろうし、2021年夏の需要を賄う事も難しいのだろう。
もっとも、2021年夏に東京オリンピックが、開催される保証も今のところ無い訳であるし。
いろいろな食材、そして食を賄う料理人の皆さん。
そんな部分まで多岐にわたって、2020東京オリンピックの延期、最悪中止の影響は必死だ。
オリンピック景気から、オリンピック不況へ・・・
COVID-19 と 2020東京オリンピック
東京とオリンピックは、あまり縁がなさそうだ。
1940東京オリンピックは、1938年7月に近衛文麿内閣総理大臣が東京オリンピックの返上を行い、幻の1940東京オリンピックとなったが、それから80年の時を経て、2020東京オリンピックもまた中止となるのだろうか。
2020年3月12日 ギリシャでの聖火の採火式 この時は、まだなんとか、2020東京オリンピックでマスコミは浮かれていた。
公式スポンサーの航空会社 この頃はまだ、飛行機が飛んでいた。
聖火リレーのデモンストレーション。
こんな感じで、今頃各地を聖火リレーしているはずだったが、幻に・・・
本来ならば今頃、日本全国を聖火リレーが駆け巡り、2020東京オリンピックまであと2ヶ月という、盛り上りで、連日テレビで、ラジオで新聞で、そしてネット上で、2020東京オリンピックが全面に出て来ていたはずなのに、毎日緊急事態がどうの、感染者数がどうの、ソーシャルディスタンスがどうの、スティホームしましょう。という話ばかりとなって、やれ「リモート収録」、「テレワーク」の日々になってしまった。
残念ではある。
2020東京オリンピックにかかった公的費用は一体いくら使ったのだろうか。
全体的には、大損害だが、誰が儲かったのだろうか?
いろいろ、無駄カネを使ってきた、2020東京オリンピック。
なんだかなぁ。