2024年02月02日
衝撃的な事故だった。
海上保安庁の乗組員 5名の方々には 改めてお悔やみ申し上げます。
しかし、先日も 日本の空港で 旅客機同士の接触事故も起こり 空港での 旅客機の 安全性 を 保つのは 大変な皆さま方の 努力と オペレーション が あっての事である ことが 改めて思うところである
ちょっとした ヒューマンエラー が 取り返しのつかない 重大事故に繋がる 事を・・・
そして、日本航空機の乗員の方々の的確な判断と、乗客の皆様の冷静な行動によって 516便 の 乗客 乗客 全員が無事脱出出来たことは 日頃の訓練の成果であろう。
この 悲しい事故が今後起こらないように 更なる システム改良がなされ 安全な空の旅が 航空物流が 遂行出来るようになることを願う。
羽田航空機衝突、海保機長「進入許可と思い違い」…ナンバーワンが誤進入の一因の可能性強まる 2/2(金) 5:02
東京・羽田空港の滑走路上で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保機の男性機長(39)が事故後の聞き取りに、「管制官から『ナンバーワン』と聞き、指示を復唱して滑走路内に進入した。許可を得たと思い違いをした」と説明したことがわかった。出発順1番を意味する「ナンバーワン」の文言が誤進入の一因だった可能性が強まり、運輸安全委員会などが詳しい経緯を調べる。
事故は2日で発生から1か月となる。海保機長には警視庁や海保が事故直後に事情を聞いたほか、重傷を負った機長が一般病棟へ移ったのを機に、運輸安全委も1月25日から聞き取りを始めた。両機のボイスレコーダー(CVR)の解析も進むなど、原因の調査が本格化している。 関係者によると、海保機長は事故当夜、海保などに「滑走路への進入許可を受けた上で進入した」と説明。しかし、その後、思い違いをしたとの趣旨の話をし、「ナンバーワン」の文言などの事情に言及したという。 国土交通省は「ナンバーワン」を含む交信が海保機側の思い違いにつながった可能性が「否定できない」とし、国内の空港では出発機の順番について、管制官側から積極的に情報提供することを取りやめている。
【独自】羽田航空機炎上「スーパーポンパー」出動し海水で消火していた 未曾有の火災鎮火まで8時間の全容 2/2(金) 11:32
羽田空港で、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故から今日で1カ月を迎えた。
鎮火まで8時間を要した前代未聞の航空機事故の消火活動では、水が不足し東京湾から「海水」をくみ上げて放水を続けていたことがFNNの取材でわかった。 先月2日午後6時前に発生した事故の後消火活動には、国直轄の消防部隊の他、東京消防庁から115台の車両が出動しているが、FNNの取材でその活動の詳細が判明した。 当初は、消火栓からの水に加え、空港地下の貯水プール「防火水槽」からおよそ300トンの水が使われたが、午後7時半ごろ、その残量が低下したため10トンの水槽車が2台出動した。 さらに、水の不足が続いたため大量の水を送ることができる「スーパーポンパー」という車を出動させ、午後10時頃から東京湾の海水をくみ上げて事故機への放水を続けていたことがわかった。 そして、事故発生から8時間がたった翌日の午前2時過ぎに鎮火したという。 機動救急救援隊員・田初晋太郎さん: こちらの車両はスーパーポンパーという車両です 。1月2日、当日もここの機動部隊からこの車両が出動しています。東京湾の運河から水を吸い上げて、他隊に大量送水を実施しています 「スーパーポンパー」は東日本大震災で福島第一原発への冷却作業の際にも使われたという。 東京消防庁は、引き続き今回の消火活動について検証を行うとしている。
日本航空がパイロットや客室乗務員から聞き取った内容の全容を入手 2/2(金) 21:41
羽田空港での日航機の炎上事故から2日で1カ月が経ちます。テレビ朝日は日本航空がパイロットや客室乗務員から聞き取った内容の全容を入手しました。乗客の命を救った脱出までの状況が明らかになりました。
■日航機炎上事故から1カ月 曇り空が広がった羽田C滑走路。旅路へ向かう人々、家路を急ぐ人々が行きかう空の玄関口。あの事故から1カ月…。
乗客367人を乗せた日航機と海上保安庁の機体が衝突。海上保安庁の職員5人が死亡しました。 日本中がかたずをのみ、火を上げる機体を見つめた1月2日。 パイロット 「通常通り接地した直後に一瞬何か見え、強い衝撃があった」 当時、機体に乗っていたパイロット、客室乗務員12人への日本航空の聞き取り。テレビ朝日の取材で、その全容が分かりました。約18分間、12人はどう動いたのか…。
年末からの雪が残る新千歳空港。空港を発つ当該のJAL機が映し出されています。 出発予定時刻から25分遅れた先月2日午後4時15分。乗客367人を乗せたJAL516便が新千歳空港を離陸します。羽田までは約1時間半のフライト。機体は羽田空港C滑走路に着陸します。
■「一瞬何か見えた」操縦士が新証言 テレビ朝日の取材から操縦席にいた3人のパイロットへの聞き取りの全容が判明しました。 パイロット 「タワー管制官から“クリア・トゥ・ランド(視界良好)”を受領し、復唱した。静かな状態で着陸に集中できる状態だった」
JAL機がC滑走路へ着陸したのは午後5時47分ごろ。パイロットが異変を察知します。 パイロット 「通常通りに接地した直後に“一瞬何か見え”強い衝撃があった。その後、機体は滑っている感覚で、機長がブレーキ、方向舵ペダル、ステアリングハンドルなどを操作したが機能せず、制御不能だと認識した。機体が滑走路右の草地に停止した」 C滑走路に進入していた海保の航空機と衝突します。
乗客のカメラは機体が煙を上げる様子を捉えています。緊急事態を察知し、悲鳴が飛び交う客室。
10列目に座っていた乗客は…。
乗客 「胴体着陸のような状況で減速して止まった。そこで止まったのである程度安心したけど、窓側にいたので外を見たら、エンジンから火が出ていた」 ただ、この時点でパイロットらが海保機と衝突した事実を知るすべはありません。
パイロット
「停止後、操縦室内は真っ暗だった。すぐに緊急脱出が必要だと認識したが、画面上で確認できるチェックリストが使用できなかったので緊急用の冊子のチェックリストを実施した。衝撃の後、客席からパニックコントロールの声が聞こえていた」
■乗務員が証言「緊急連絡できない」 また、後方のL4、R4にいた客室乗務員も当時の状況をこう話します。 L4、R4の客室乗務員 「機体の停止後、操縦室にインターフォンで緊急連絡を試みたがシステムが機能せず、連絡ができなかった。一部パニックを起こしている乗客がおり、落ち着くよう大声で制止した」 次にL1、L2にいた客室乗務員への聞き取りです。機体が止まった後、乗務員らがどう動いたのかが分かりました。
L1、R1の客室乗務員 「機体の停止後、パニックを起こさないよう大声で制止した。チーフは運航乗務員への連絡を試みたがインターフォンシステムが機能せず連絡できなかった。チーフはL2担当者からエンジン付近で火災が発生しているとの報告を受けた」 衝突によって無線や機内アナウンス、ハンドセットが機能しない状況。状況は肉声で伝えられます。 L1に座っていたチーフキャビンアテンダントはL2に移動。火災発生の報告を受けました。実際、その動きを見ていた乗客がいました。
乗客 「『パッ』と左を見たらCAさんが2人いて、白い服を着た一番上の方なのかな?マイクに向かってしゃべっているんですけど、後ろの人が、CAさんが叫んでいて『エンジン燃えています』と言ったら、その白い方が『燃えているエンジンは何番ですか?』と聞かれて、後ろの人は『何番』というのを言ったか言わないか…確認を2人でしていました。何番のエンジンが燃えているのかと」
さらに、チーフキャビンアテンダントはL2から操縦室に移動します。再びパイロットの証言に戻ります。 パイロット 「操縦室のドアが開いていて、チーフが操縦室に来て状況の報告があった。火災の発生を認識し、機長が大声で緊急脱出を指示した」
■機長と乗務員“やりとり”全容判明 機体停止後、操縦室に座っていたパイロットは緊急脱出を指示します。
パイロット 「L1、R1の脱出用スライドが展開され、副操縦士2名は前方の乗客に荷物を置いて前から脱出するように大声で誘導した」 事故当時、機長の指示で脱出用スライドが展開されたのはL1、R1の2つ。機体の中ほどにいた客室乗務員は聞き取りに対し、
「乗客の援助もあった」ことを明かしています。 L2、R2、L3、R3の客室乗務員 「機外で火災が発生していることからL2、R2、L3、R3ドアは使用不可と判断した。ドアを開けるように求める乗客がいたが、
『外は火災のため開けられない』と答えた。また、援助を申し出る乗客がおり、その乗客に対しては他の乗客に荷物を持たないよう呼び掛けを続けてもらった」
■「障害物なく…」乗務員が証言 荷物を持たず前方の脱出用スライドへ移動する乗客。さらに客室乗務員のとっさの判断でL4も展開されます。R4、L4にいた客室乗務員のその判断も聞き取りで明らかになりました。
L4、R4の客室乗務員 「R4担当者は機外に火災の発生を確認したことから使用不可と判断。L4担当者は機外に火災の発生は確認できず、脱出用スライドを展開するスペースに障害物がなかったので使用可能と判断。機外の状況を確認したうえで、L4スライドを開放して脱出を開始した」
■機長と乗務員“18分のやりとり” 客室乗務員のとっさの判断で開かれたL4。その様子も映像で残されています。 L4、R4の客室乗務員 「L4スライドは急角度になっていたため腰を低くして降りるよう指示した」 3人いた操縦室のパイロット。副操縦士の2人は前方で客の誘導を担います。機長は1人、煙の充満する後方へ移動。乗客を前方へ誘導します。
パイロット 「機長は後方へ移動し、しゃがんでいる乗客を見つけ前方へ誘導した。前方の避難が落ち着いたところで、2人の副操縦士は後方へそれぞれ向かった。後方は煙が充満していた。機長は前方から副操縦士両名の声が聞こえたが、後ろに来ると危ないと感じ、2人とも前から逃げるよう指示を出した」 チーフキャビンアテンダントと副操縦士2人は乗客全員が脱出したのを確認した後、L1から脱出。機長は煙が充満する後方まで移動。乗客と乗員が全員脱出したのを確認し、最後に脱出しました。客室乗務員がとっさの判断で開いたL4からです。 機体が衝突してから約18分後の午後6時5分に乗客乗員、全員の緊急脱出が完了します。
乗客 「幸い、スムーズに誘導してもらった。あの説明をちゃんと聞いておかないといけないと思ったし、誘導してもらったので非常にありがたかった」
テレビ朝日
Posted at 2024/02/02 08:22:57 |
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