
四輪であればエンジンオイルには様々な規格や代表性状があり、ある程度の知識があれば自分に必要なエンジンオイルは何なのか選ぶことが出来ます。(思い込みでも)
例えば、APIやACEAなどの規格、HTHSVや動粘度、はたまた輸入車ならメーカーアプルーバルと判断材料がいくつもあります。
それプラス、ベースオイルだったり添加剤の処方などの要素も加わります。
(素人には専門的過ぎますが)
ですが二輪のオイルは少し規格が特殊で、非常に分かりにくくなっています。

(ミカド商事株式会社 様より)
湿式クラッチを持たないスクーターは"MB"、湿式クラッチを持つバイクは"MA"と分かれています。
(一部クラッチ付きでもMB指定はあります)
そのMAもMA1/MA2と分かれており、MA1→MA2の方が摩擦係数が高い(よりクラッチ滑りが起きにくい)という違いがあります。
モリブデンなどのクラッチを滑らす恐れのある添加剤はMBに、MA(MA1/MA2)には含まれていない(影響がない処方)となっています。
ということは、スクーターならどれを使っても大丈夫で、湿式クラッチ付きならMAを選ぶ事になります。
ちょっとシンプル過ぎる..。
例えばホンダ純正オイルを比べてみます。

昔ながらの鉱物油、部分合成油、化学合成油の分類。
(40年前ですか?)
API規格は、だいたいSJかSLもしくはSM。
(四輪のように直噴や過度な触媒保護がないので)
JASO規格は大半がMAで、走る系のオイルでMA2。
あとは普通に粘度の違いくらい。
G1は通勤通学に優れていて、G2/G3と評価が下がる理由が分からんw
G2とG3でサーキット性能変わらなかったら駄目じゃないの?
これってG2入れるメリットが無いみたいな表ですね(°Д°)
(以前はG2入れてました)
こんな情報で、どう選べとw
もうね、ほとんどアテになりませんw
世界のHONDAさんでもこんな感じです。
結局は商品説明やブランド、1番は"フィーリング"で選ぶ事が多いと思います。
やっぱりバイクって"フィーリング"なんですよ。
全然論理的じゃないですね。
四輪のように情報が豊富にあれば選びやすいんだけどなー。
アドレスV125Sには、100%化学合成油(たぶんグループIIIのVHVIのこと)と独自のFM剤が処方されている"らしい"スピードマスターにしました。
始動性を考慮して5W-40に。
今まではスズキ純正オイルの最上グレードにしていましたが、価格が上がってしまい他と価格差がなくなったので。
(¥1200/1Lだったのが、¥1800/1Lになった)

KLX125もエクスターR9000でした。

スピードマスターのフィーリングが当たりだったらいいですね(^^)
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2023/12/08 00:51:30