隣国における政治的な裁判は、マジに結果が読めません。
何せ、裁判官のさじ加減が、より与党寄りか、より野党寄りか、はたまた庶民感情寄りか、或いは反日感情寄りか…で、一般的な判断の真逆な採決となる場合が多いからなんです。
で、今、隣国における最大の関心事は、やはり、ユン君の弾劾裁判でしょうか?
国民に選ばれた大統領を弾劾すると言う、民主主義国家では、普通に起きる事態では無いのですが、隣国では、昨今、当たり前の状態になっているようです。
事の発端は、昨年12月初めのユン君による戒厳令発令。
数の論理で国会運営が行き詰まったユン君は、苦肉の策で打ち出したのが、野党による国家の赤化計画阻止と言われております。
そう、国政選挙での与党惨敗に、北の介入による野党大勝との証拠を掴んだとし、発令された戒厳令でしたが、周知徹底に乱れが生じたのか、国会封鎖が不完全状態となり、難を逃れた野党により、戒厳令発令が違法と認定され、ソッコで解除。
挙句、ユン君は弾劾訴追され、一気に内乱首謀者として逮捕拘禁される事態に…。
そんなメシウマ事態に、よだれを垂らしまくったのが、野党代表のジェミョン君。
一気に、首相や、与党首脳まで弾劾訴追し、次期大統領の座が手の届くところまで…。
しかし、国家のこんな非常事態の政権争いに付き合わされる国民も、バカじゃありません。
弾劾の大安売りに、野党の傲慢振りを非難する声が高くなり…。
世論を二分する、いわゆるゼネスト状態になっているようです。
そんな大統領擁護派の声に押されたのか、逮捕拘禁されていたユン君に、逮捕不当の判決が下り、釈放。
更に、ユン君の後に、大統領代行となったハン首相への弾劾判決も、弾劾無効の判決が下り…。
そんな中、犯罪疑惑のオンパレードやぁ…の野党代表のジェミョン君は…と言いますと、昨年11月に行われた公職選挙法違反の裁判で出た有罪判決を、不服として控訴していた裁判が行われ、まさかの逆転無罪判決。
この無罪判決が決定し、仮にユン君が弾劾となりますと、大統領選が行われる事になりますが、前科者のジェミョン君は、大統領選への出馬が可能になると言う、コレマタOINK(Only in Korea)な出来事に…。
まっ、検察も、この無罪判決に対し、当然控訴したようですが…。
このような政情不安定な状況に、国民はただでさえ経済悪化の影響を受けた就職難に、政府への不満は溜まる一方…。
そこで、隣国民は、その不満を発散できるゼネストへの参加が、定番となっているようです。
過去にも同様な大規模なゼネストは発生しており、その基本的な標的は一つだったので、参加者同士の衝突は、皆無。
先のクネばあさん下ろし時も、確かにクネばあさん支持者は居たのですが、圧倒的に少数派で、当時は、他人のお金にはメッチャ厳しい隣国民の性で埋め尽くされておりましたので、割と整然としておりました。
ところが、今回のゼネストは、野党が与党政権打倒を掲げ、弾劾を乱発した事から、流石の隣国民も「オイオイ、チョット待てよ…」と、野党の煽りに冷める国民も出て来たようです。
すると、旧態依然の政治手法に嫌気が差していた若者を中心に、「ユン君の戒厳令は一理あったんじゃないか?」「野党の数の論理はあまりにも傲慢だ」等々の声が上がり始め、その勢いは急速に広まっていったようです。
で、少し劣勢に立たされた野党陣営でしたが、指を咥えて黙って見ている訳は有りません。
ジェミョン君の選挙違反有罪への控訴審を、無事に逆転無罪とし、ユン君の奥様のゴンヒちゃんへの捜査を厳しくし…と、野党支持層の確保に必死こいているようです。
こんな状況に、左派系の多い隣国メディア各社は、拮抗している政党支持率を公表し、コレマタ、国民を煽っているようです。
そんな状況に、警察や司法は危機感をあらわにしております。
――罷免なら内戦、棄却なら暴動が勃発する「最悪の事態」も…!韓国・尹錫悦大統領の弾劾裁判で「棄却」の可能性が急浮上する「最後の攻防」全内幕――
某隣国メディアの記事のタイトルです。
警察は、両派の衝突に備え、投入される機動隊員を増強し、大規模な訓練を開始。
司法は、下手に判決を出せないので、3月14日頃に予定されていたユン君への弾劾裁判を開始できず、右往左往しているようです。
当初は、否応なしに弾劾即決で、ユン君は罷免され、投獄で一件落着の予定だったようですが、前述のように、ユン君擁護派の勢いが留まる事を知らず…。
これに、司法もビビり始めたようです。
てか、民意に押される司法ってのも、隣国らしいと言えばそれまでですが…。
そんな状況に、メディアも、「ユン君下ろし」を伏せ、「尹大統領の弾劾棄却の可能性が高くなった」等と、手のひら返しの記事を載せるメディアも出て来たようです。
ここで、そのような若者による、ユン君支持派のデモの様子が有りましたので、紹介を致しましょう。(注意:15分ほど有ります)
VIDEO
いやぁ、1970年代の日米安保闘争を発端にした、学生運動を見ている感じですね…。
当時の自分を思い出しましたよ…。(笑)
しかし、ユン君の戒厳令から始まった、隣国の政治革命と言ってもいい位の事態に、隣国の司法の決断は如何に?
トランプさんも、呆れてモノも言えないのか、ハタマタ、ハナっから隣国をガン無視なのか、隣国に対する言及は、皆無…。
日本では不人気の石破さんでさえ、既に面談していると言うのに…。
※先月末頃に予定されていたユン君の弾劾裁判ですが、どっち転んでもユン派とジェミョン派の衝突は避けられず、司法も裁判を遅らせて来ましたが、流石に限界のようで、その裁判が本日行われます。
↑のユーチューバ―青年が、本日11時から、隣国の様子を生配信するようですので、興味がおありの方は、アカウント名「きばるん」で検索してみてください。