※其の壱からの続き
まっ、「言うは易し、行うは難し」…ですけどね…。
中学や高校等での部活担当教師や監督による体罰も、要はこの辺りの愛のムチの加減なんでしょうね?
で、そのような子供への勝利主義を抑制する動きとして、下記、実例を紹介。
それは、柔道連盟の英断。
小学生の大会でありながら、体重別階級競技も有り、成長期の子供に対し、食事制限を強要する団体や保護者が出現。
しかも、勝利至上主義から、試合会場での負けた子に対する叱責、更には、判定による勝敗も付き物の競技ですので、その勝敗判定に対しクレームがあちらこちらから…。
そこで、柔道連盟は、小学生の全国大会を廃止すると言う決定を通知。
平尾さんは、この決定に拍手を贈り、更に、小学生だけでなく、中・高生にまでその英断を求めているようです。
まっ、中・高生ともなりますと、全国大会などの成績は、内申点ともなり、それだけで進学も可能な場合が有りますモンね…。
それに、努力だけではレベルアップしない子や、素質が有る子が居る訳で、それらをふるいに掛けるには、やはり全国大会は必要かも知れませんけどね…?
では、他のスポーツは如何でしょう?
ここでは、小学生のミニバスケを紹介しておりました。
このミニバスケ界も、全国大会を廃止したのだそうです。
ただし、交流戦と称し、優勝チームは設けないゲームを開催しているとのコト。
しかも、バスケではお決まりの、ゾーンディフェンスは厳禁なのだとか?
何故?
この年代の子は、組織的なゾーンディフェンスを構築できれば、先ず負けることは無いのだそうです?
逆を言いますと、個々の技術より、組織力を養成するチーム作りとなり、それはそれで結束力とかのチーム力では有るのですが、あまりにも勝利主義に徹すると言う判断からのようです。
要は、マンツーマンでの個人の技量をアップする意味も、多分に有るようです。
又、甲子園で人気を呈する高校野球ですが、甲子園はあくまでも優勝校を決める大会であり、そこまでの過程が目に見えないとし、全国百数十校から成るリーグを設け、そこで、試合を行う訳ですが、その後に両行の選手が一同に会する交流会が行われ、試合の反省は勿論、普段の練習に至る苦楽を、飾ることなく本音で話し合うのだそうです。
その交流会に対し、ラガーでも有る平尾さん自身、同支社大学時代の思い出として、強豪明治大学との交流戦を通し、試合の勝ち負けよりも、「その後に行われた、酒を酌み交わしながらの交流会が貴重だった」と回顧しております。
その交流会のことをラグビー界では、「アフターマッチファンクション」と呼んでいるようです。
元々、欧州ではスポーツの試合の後の交流会全般のことを指していたようで、ラグビーの伝承と共に、この「アフターマッチファンクション」が伝わったとのコト。
しかし、昨今のスポーツ界はプロ化が進み、試合が職業化して来たスポーツ選手が、試合毎にアルコールを飲んでいては次の試合に影響する訳で、試合後の交流会は次第に減少傾向に有るようです?
てか、子供へのスポーツ指導が、何故か大人の飲み会の話へ…(笑)
しかし、この部活ですが、今、先生方の働き方改革とでも言うのでしょうか、先生方の部活指導がかなりの負担になっているとかで、部活担任を受ける先生が居ないのだとか?
よって、その指導者を、地域から募集すると言う動きになっております。
まっ、内容的に分からないでもないですが、つまりは、教員免許は関係なく、その部活に対する指導が出来れば誰でもOKと言う事のようです。
但し、あくまでもボランティアだとか?
普通に考えまして、責任ばかりを押し付けられたボランティア活動なんて、手を挙げる人は居ないでしょうね?
おしまい
Posted at 2023/10/30 07:30:44 | |
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