
7/16、この週末の3連休を利用して北海道の十勝スピードウェイをスポーツ走行して来ました!
この走行を主目的として、往復をフェリーで北海道に渡り、札幌、小樽、石狩、旭川、帯広、富良野、夕張などの道央~西あたりをぐるっと一周、道内は2泊3日でソロドライブして来ました。色々美しいもの、美味しいものとかに恵まれましたがその模様は気が向いたらブログにします。
本当は、仙台~苫小牧のフェリーって、スポーツランド菅生と十勝スピードウェイを寝ながら移動してもらえる最強のフェリーじゃないですか!と気づいたのが発端、この3連休で両方走ることを模索しましたが、菅生側の走行枠、走行会が少なすぎて菅生は諦めました。
一方、十勝スピードウェイの方は、サーキットライセンスを保有していなくても当日朝9時と12時に行われる走行の説明会を受講すれば、その日からビジターとして料金は少し高くなりますがスポーツ走行枠を走ることが出来ます。
このBlogは普通に走行内容と、今回初めて走行したので、同じく初めて走る方向けにその流れを記載します。
【当日走行までの流れ】
1) サウスゲートから入場
まずは、Googleナビ等で「十勝スピードウェイ サウスゲート」等で調べられるサウスゲートから進入します。メインゲートではないのでお間違え無きよう。入場料として1日1000円が必要です。

尚、季節やその日のタイスケで違うかも知れませんが開門はAM8時。走行が土日は9時からなので、準備が色々ある人は車両の準備は門前GP中にある程度整えないと辛いと思います。

門前GP自体は、筑波での練習が功を奏して7:40着で2位をゲットしました。
2) ピットの利用(クラブマンコース走行時のみ)
その日によってイベント等で利用できないピットがあるので利用可能なピットを必ずオフィスに確認するようにしましょう。タイスケ上スポーツ走行しか無い日なら、基本的には鍵がかかっていないピットは利用可能です。利用可能なピットは、筑波で言えばBパドと同様、手で開けて使用できます。

ピット内には水道、電源、ベンチがありますが、エアは各ピットに来ていません。エアを入れたい場合は1番ピットのところにある共用のコンプレッサを利用します。
3) 説明会受講
説明会は、スポーツ走行がある日の9時、12時に1Bピットで行われます。
内容的にはビデオと講師によるコースに関するルール、マナー、旗などに関するものになります。いきなり行ってもOKで、受講していた人には最後に受講証明書が配布されます。

ので日付と名前を記入すると同一年度内有効で、次回走行時は受付でこれを提示することで説明会受講不要となります。
4) 走行申し込み
受講証明書を受領すると、走行の申し込みが可能になります。

オフィスに行って、サーキット走行用紙に記入して、説明受講証明書とともに受付に提出、走りたい時間帯枠を口頭で伝えればOKです。
支払いはカードOKでクラブマンコースの場合、25分枠でビジターは6,000円になります。年間10枠以上走るならライセンスを取得した方が得です。
申し込むとゼッケンと走行券を渡されます。

クラブマンコースの場合は車両右側、ジュニアコースの場合は左側に貼ります。

走行券は、走行枠ごとに初回コースイン時、コースインシグナル手前、白緑のパイロンのところでオフィシャルに渡してからコースインします。
・・・と言う流れで走行することが出来ました。以下は走行記録です。
【走行メモ】
・7/16, 曇り、時折霧雨
・19~21度、998hPa、路面はほぼドライ
・1枠目、10:00-10:25 Best 1:36.6, 最高速229km/h
・2枠目、11:00-11:25 Best 1:35.5, 最高速227km/h
・車両は純正装着タイヤ、HKSのなんちゃって車高調風スプリング、HKS検対マフラーの仕様です。
・走行目的・・・初コース走り、ブレーキパッドテスト。
・感想
コースマップ的には直角に曲がるコーナーが多く単調に見えるが、実際は20R~70Rのコーナーで構成されており、各コーナー微妙に違うのと、コース幅が広くF1的に縁石外側まで使えるため意外と攻略要素が多く、各コーナーの微妙な差にしっかりドライビングを合わせる必要があるダイナミックでテクニカルなコース。
●1枠目の走行
スポーツモード、電子制御オフにしてスタート。しかしTPMSがすぐに冷間1.6でスタートした空気圧異常を見抜き、ワーニング。車を停めてロードサービスを呼べとのメッセージが出力。

これのせいで制御が入るのか分からず、ピットに戻りエンジンオフ・オン。ワーニングが消えたのを確認してアタック。しかし色々な制御が入り、イマイチ思い通りに動かせないでいると、今度は右フロントから異音が発生、やっぱ大きなコースを走ると色々な潜在トラブルがあぶり出されるな~、良いことだ!!とまたピットインしそのまま走行終了。
タイヤ空気圧のワーニングを消してからの走行で色々な制御が入ってしまったのは、エンジンをオフ・オンしたのでスポーツモードが解除になり、電子制御が再度オンになっていたためと言う、頭悪すぎる理由でした・・・orz
そして右フロントからの異音の原因は、社外フロントリップのエンドフィン(カナード等で整流されたエアが、フロントのホイールハウジングに巻き込まないように、かつハウジングから外向けの負圧を生じさせるエアロ?)が取れかかっていると言うものでした。

これ自分に取ってはちょっと嬉しく、TC1000では全く問題なかったこのパーツが、230km/h近い高速コースの風圧を、しっかりホイールハウジング手前で受けてくれていた証拠になるので、むしろこのパーツは取れないようにしっかり付け直して、大事にしようと思いました。

とりあえずオレンジボール貰わないで良かった!!とガムテ修復↑で復活。

ちなみにこのような応急処置をはじめとするグッズや工具類はいつものサーキット走行分を積んできている上に、日に日にお土産が増えていくのでドライブ中の室内はパンパンでしたw
●2枠目の走行
異音の原因確認、エンドフィンと認識してからのガムテ補修をしていたら11時の枠3分前に完了。1枠目が消化不良だったので急いで走行券を買いに行き、なんとか滑り込みで泣きの2枠目の走行開始。
2枠目は電制の介入もなく、TPMSの異常検知はピットインでリセット後、1枠目よりスムーズに走れました。
※但し後日ロガーで見るとそれぞれのコーナーでのベストの走りの再現性が低いことを認識し猛省。。。
2本目では、イマイチ踏み切れなかった70Rがかなり踏めるようになってきており、TC2000で言えば80Rと同様の根性が見せられるようになって来た!と言うのと、大きな目的であるブレーキのテスト!
初おろしのエンドレス・CC-Rgの約230km/hからのブレーキング&50R進入のところで、金属が金属を挟むのではなく、セラミックカーボンメタル的なパッドが、まさに真綿と言うか強化ゴム位の感覚でしょうか。ぎゅうーっとリニアにローターを締め付けるだけでなく、そこからのリリース時も、柔らかく挟んでいる感、それよりさらにリリースすると1か0かではなくローター挟んでいる感からスーっと言う完全リリースまでがめっちゃ分かりやすかったです。
1枠目から約1秒タイムアップし、気持ちよく走行を終了したのでした。
今回、車載がなぜかめっちゃ白飛びしてしまっており、コースを良く知っている人でないとなんのこっちゃな動画になり、YouTubeアップとかはできない感じになってしまいました。動画を暗めに補正してもこの↓程度。。

オートホワイトバランスとか評価測光とか設定は問題ないはずなのに。。今の時代、色々設定することが多くて面倒ですがこちらも改善せねば。
と言うことで、ちょくちょく走るには遠すぎますが、たまには走りたい、、、コース自体も楽しいですし、ピットを使うのに努力が要らない、北海道の道央、道南の方、良いなぁー、と思いました。
大勢で行っても優雅で楽しいと思いますので、走ってみたい方、是非一緒に行く計画を立てましょう!
と言うことでまたステージは筑波に戻る予定です。灼熱の筑波でご一緒される方、またよろしくお願いします。