
雪の便りが届いたので、雪道を試走してきました。
心が少年のまま成長をやめてしまったので、この歳になっても雪と聞くとそわそわします。またまたひとり時間があったので、雪見風呂といこうじゃありませんか。
お気に入りの道路である岐阜県の国道472号、257号、県道73号からなる飛騨せせらぎ街道をドライブしつつ、平湯温泉はひらゆのもりに浸かる計画です。雪の便りがあったので、雪見風呂になれば最高ですし、ついでにナナマルで初めての雪道ドライブも楽しめそうです。
まずは高速道路で郡上八幡までワープし、そこからせせらぎ街道に入ります。せせらぎ街道も一部雪とのことなので、高速を降りたところのコンビニでフリーハブをロックしておきます。
オートハブですが、オートといっても4WDに切り替えるには一旦停止が必要。ハブをロックしておけば、急に雪が出てきたときでも走りながら四輪駆動に切り替えられますから、できるだけ事前に準備しておきたいものです。
さて、郡上側は路面に雪はありませんでしたが、坂本トンネルを超えたあたりから日陰には雪が残っている路面です。道の駅パスカル清見では除雪されていないところは雪が残っていました。

わざわざ雪の上に駐める人
ここから先は、路面に雪があるものの、新雪ではないし気温は2℃前後。一番恐ろしい路面状態です。この車では初めて雪の上を走るので、特に慎重に行きます。
西ウレ峠では気温はマイナスに。これこれ、この景色を待っていたんです。まだまだ雪は少ないですが、この景色は最高です。ナナマルの雪道の挙動もなんとなく掴めてきて、最高のドライブになってきました。
しばらくいくと数件のカフェがあるのですが、ふと駐車場にGDJナナマルの姿が見えます。この雪景色の中いただくコーヒーも乙なものだなとか考えつつ、どちらかといえばナナマルに釣られるように吸い込まれてしまいました。駐車場に来てみれば、件のナナマルはワイパーが上がっています。どうやら店主の車のよう。何も考えずにお店に入ってみると、まだ開店準備をされていました。潔く撤収するかと回れ右をしようとしたところ、是非にどうぞとのことなので、お言葉に甘えてコーヒーをいただきました。
他にお客さんもいなく、開店準備も一段落したようだったので、気になったナナマルの話題に。店主もテーブルに来てくれ、時間をわすれてランクル談義に花が咲きました。美味しいコーヒーに、きれいな雪景色に、ランクルの話題。間違いなく最高のひとときでした。
そうはいっても、夕方までには帰らねばなりませんから、あまりゆっくりしていられません。もうここで折り返しでいいかな、と少し頭によぎったものの、やっぱり雪見風呂の誘惑を振り切ることはできず、後ろ髪を惹かれながら再会の約束をしてまた雪見ドライブに戻るのでした。

せっかくなら並べればよかったのに、と後で思いました。
普段は別なお気に入りのカフェがあったのですが、悲しいことに閉店してしまい、このカフェは初めてでしたが、今後のお気に入り筆頭になりそうです。
高山市内に入った頃、お昼ごはんを考える時間になりましたが、お気に入りのご飯スポットはすっかり有名になってしまい、並ばずには入れない状態になってしまいました。時間に余裕はないのであきらめ、入ったことない初めてのお店に行ってみました。普段は一切冒険しない、定番派のニンゲンなので、とても勇気のいることです。
これまでは前を通り過ぎるのみだった自然薯料理の店へ。お茶漬け用の急須が火にかけられて出てきましたが、火を消すアレが支給されなかったし、怒り狂った急須の避難先も見つからなかったので、間欠泉よろしく吹き出し続けるお茶を横目に、美味しい自然薯をいただきました。たまには冒険するのもいいですね。
さて、あとは平湯まで雪景色を楽しみながらドライブです。いつものひらゆのもりは、日曜日なのに駐車場がガラガラです。ちょっとおかしいなとおもいつつも、半分はラッキーとか思いながら入っていくと......まさかの休館日でした。いや、片道4時間もかけてくるんだったら調べておけよというのはそのとおりでしかないのですが、日曜日に休館日があるとは...。
これまでの体験で満足度は十分だったので、帰り道にしてもいいかなと思いましたが、せっかくなので少し前に気になった近くの福地温泉に行ってみることにしました。
(お目当ては
福地珊瑚ちゃんです。)
福地温泉は数年前に源泉の湯量が減ってしまったとかで、現在日帰り湯を提供するところはありません。事前調べでは気づきませんでしたが、福地温泉への入口のホテルで日帰り湯の旗を見かけ、無事に温泉に浸かることができました。福地温泉と一応銘打っているものの、本当の福地温泉街は少し奥のようでした。とりあえず、福地温泉に浸かったことにして、お目当ての珊瑚ちゃんを探しに行きます。
無事、会えました。会えたんですが...
彼女が居る福地温泉の化石館という施設、というか、そもそも温泉街に人の姿がなく、この化石館も「開館中」の札こそ出ているものの、昔の公民館といった建物だし、扉を開けて声をかけても誰も居ないし、入っていいのかすごく迷いましたが、まぁ、お邪魔しました。勇気を出したおかげで、珊瑚ちゃんに合うことができたわけです。
そういえば、平湯温泉の
平湯みつばchangにもまだお目にかかってないなということに気づいたので、平湯温泉のビジターセンターに寄ってご挨拶してきました。
こうして結果的に大満足の旅になったので、帰路につきます。お土産付きです。
今更ながら集めて回りたくなりましたが、結構手遅れなのでのめり込まないようにと自己暗示をしつつ、雪の上に余韻を残しつつ、心の充電ドライブとなりました。
次は、スキーに行きたい。
Posted at 2025/12/11 23:21:54 | |
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