
以前は自分のクルマでサーキットを走ることもありました。しかし、147はファミリー カーなので、自ら走ってモータースポーツを楽しむこともなくなり、すっかり縁遠くなっていました。3年程前からアルファ仲間に誘われカートをやるようになりました。カートはそれまでに何回か乗ったことはありましたが、上手く走ることが出来ず、苦手意識がありました。カートはダイレクト過ぎて、始めた頃は訳も分からずスピンしてしまうという感じでした。それでもレースを重ねていくうちに段々と走りも安定するようになり、最初の頃は表彰台など夢のまた夢であったものが、1年後には初表彰台を経験。そして更に信じられないことに、昨年はカートメーカーのビレルさんが主催する日本一決定戦にも参加。結果は参加49チーム中最下位。でも貴重な体験が出来てハッピーでした。今年もラッキーなことにこのビレルの日本一決定戦に出場。結果は残念ながら昨年と同じような順位で終わりましたが、一年前よりもチーム力は確実に向上しており、手応えみたいなものも感じることができました。自分にとっては特に雨のレースが貴重な体験でした。多くのチームが一周1分15秒台でラップしていく中で、最初のスティントは17秒にも入ることが出来ませんでした。二回目のスティントまでの間に監督からアドバイスを受け、自分なりに考えて臨んだ二回目の走行。アウトラップで3台のマシンに続けざまに抜かれましたが、その三台に引っ張られるような形で安定して15秒台のラップを重ね、最後の最後で前を走る一台を抜くことが出来ました。これは自分にとってとても大きなことでした。このレベルのレース、しかもほとんど経験のない雨の日のカートレース。そのような状況の中で走っているうちに、あるセクションでは前のクルマとの差が明らかに縮まることに気がつきました。あれ、俺の方がひょっとして速い?しばらくすると、それは確信に変わり、あるコーナーでパスすることが出来たのです。今から思うとあの時は何かゾーンに入っているような感じだったかもしれません。身体と心がうまくシンクロしてハイな状態?それまでまともにクリップにつくことも出来ず、とっちらかった運転が、スムースになっていったような気がします(あくまで自分レベルの話ですが^_^;)。あっ、今、前にちゃんと進んでいる!みたいな(笑)。今回のこの経験が次のステップにつながればいいな、と思いました。そして来年もこのレースに出ることが出来れば良いなと強く思いました。
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club quadrifoglio | クルマ
Posted at
2015/10/13 00:21:55