10月某日。
ディズニーランドに行きました。
40周年だそうです。
開園当時高校生でした。
特にワクワクしたという感じでもなく、ふ〜〜ん、そうなんだ。
そんなのが出来るんだ、という感じでした。
当時横浜にドリームランドという遊園地がありました。
あんな感じのものが新たに出来るのかなと思っていた記憶があります。
よみうりランドや後楽園遊園地、豊島園。
それと同系列。
特に可もなく不可もなく。
行ってみたいという感じはあまりなかった。
それでも無視することはなんとなくできず、初めて行ったのは大学生になってから。
スペースマウンテンは衝撃的でした。
でも日本人が金髪のカツラを被ってドレスを着て舞踏会というのは当時とても違和感がありました。
パレードは閑散としてました。
それでも他の遊園地とは違う感じはしました。
何事も徹底しているなと。
平日に行けば人気アトラクションも並ばずに乗れて、パレードも前もって場所取りをする必要もなかった。
楽しめる場所ではあったけど、いろいろある楽しい場所のひとつ。
そんな感じでした。
ディズニーランドが細部まで徹底的にこだわって舞台装置を作り込み、将来的にこの場所で一大リゾート地を展開していくという壮大な計画があるのを理解するのにはまだ時間がかかりました。
開園当時のパーク周辺はホテルなどひとつもなく、京葉線もまだ開通していない。
全くの更地にシンデレラ城を中心としたディズニーランドが唐突に姿を現したという印象でした。
そして開園5周年の年、アルバイトで働き始めたときにその思想や哲学をディズニーユニバーシティで学び、一挙にその世界の中に引き込まれるのです。
すっかりそこで洗脳されました。
毎日バイトに行くのが楽しみでした。
毎日がワクワクでした。
本当に楽しかった。
あの1年は今から思うと神様が与えてくれた贈り物のような日々であったのだなぁと。
ディズニーで働いた1年間は自分の人生の中でとても大きな意味があったように思います。
そうしてすっかりディズニー信者になってしまったわけですけれど、二人目の子供が生まれて妻が育休の期間中、当時自分の仕事も基本的に夕方からだったので、年間パスポートを購入して午前中家族でディズニーへ行ってから出勤というパターンを繰り返し、年間100日以上はディズニーへ行っていた時期もありました。
近所の公園感覚でした。
そんなディズニーも子供達が大きくなるにつれて行く機会も少なくなり、おそらく行ったのは10年振りくらい。
美女と野獣のエリアなど新たな場所が生まれていましたが、全体の雰囲気は昔と変わらず、特に働いていたウェスタンランドは昔のままで、歩いているだけで当時の気持ちが甦り、懐かしい気持ちでいっぱいになります。
驚きなのは40年前の開園当時のクオリティをそのまま維持していること。
海に近いので塩害を受けるエリアであるにもかかわらず、錆や塗装の褪色など全くなく、花壇の手入れも行き届いている。
これは開園当時からディズニーがこだわっている部分。
それは「パーク内のあらゆるものがショーであり、毎日がショーの初演」という考え方が基本にあり、その徹底したメンテナンスは働いていた35年前も今も同様に続けられていると感じました。
もちろんディズニーも営利企業なので、入場料はどんどん高くなり、パーク内のレストランの客単価も高めに設定されているし、パーク内の混雑具合を考えればこの値段は何なの?と思うところも正直あります。
ちょっと高いよなぁーと。
それでもやはりディズニーは良いなぁと改めて思った1日でした。
その気持ちの方が優ってます。
10年後。
50周年の年には年パスが復活していれば良いな。
そしたら年パス生活再びで毎日のように通うんだけどな。
一回行けば2万歩は軽く歩くので健康にも良さそうだし。
Posted at 2023/11/09 05:47:00 | |
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Tokyo Disney Resort | 日記