
本日も916に関する戯言が続きます。
様々な刺激を受けた先週末ですけれど、この写真を見て、やはり916スパイダーだなと強く感じ入ったわけです。
このボンネットの伸びやかなライン。
たまらん。
美しい。
このエクステリアデザイン。
たまらん。
美しい。
長きに渡って作られてきたレジェンド・105/115スパイダーの後継車種として新たな伝統と価値を作っていくのだというアルファロメオ の当時の強い決意までが感じ取れるようです。
それも大衆車ティーポベースという制限がある中でよくこれほどまでに個性的でエバーグリーンな魅力を持ち合わせるデザインが出来上がったものだと改めて感心します。
ピニンファリーナの創造する力。
ピニンフミア氏の強い拘りが生み出したこのアルファロメオ は今でも強い個の力を持ち続けていると思うのです。
タイムレスで色褪せないデザインを目指したとフミアさんはかつてのインタビューで答えています。
それって言うほど簡単なことではないと思うのですね。
20年、30年、あるいはもっと長い時間を経て初めてわかることだから。
いわゆるクラシックカーとは違うデザイン。
60年代の名車と呼ばれるクルマたちにはある共通したデザインのテイストがあると思うのです。
ライトは丸型で明るさを考えれば自ずと大きさも決まってきたのだろうし、ボディの加工技術、ガラスの加工技術を考えれば、出来上がるカタチの方向性は自ずと決まっていったのではと思うのです。
それでも美しく魅力的であることには間違いないし、憧れのクルマは個人的にもこの時代にたくさんあります。
その一方でどこか類型的な側面も否めない。
916の時代は技術も進歩し、その恩恵がデザインに良い影響を与える一方で大量生産という足枷も当然あり、それに対しての抗いの痕跡がそこここに散見されるのが916の魅力であったりするわけです。
生産性を考えれば普通そんなところまでこだわってやらないだろというところがオーナーとしてはたまらない魅力であったりするわけです。
そして今日のこの一枚。
この写真を見ると特にボンネットの形状の美しさがよくわかります。
グリルにクロームの枠がないことでよりオリジナルのデザインに近くなっているのかなと思います。
初期のデッサンのイメージをまさに具現化していると言ったら親バカでしょうか。
初期型のネロだからこそのこの雰囲気になっているのだと思うのです。
Posted at 2026/07/10 05:59:14 | |
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916 Spider