
スパイダーを好きな理由はたくさんあるのだけれど、そのうちのひとつにピニンファリーナのデザインであるというのがあります。
イタリアには魅力溢れるカロッツェリアデザインのクルマが数多くあるわけですが、僕にとってはベルトーネではなく、ジウジアーロでもなく、ピニンファリーナだったのです。理屈ではなくピニンファリーナのエンブレムが付いているクルマは昔からとてもカッコよく見えたし、憧れていたし、いつか乗りたいとずっと思っていました。スーパーカー世代なのでフェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツももちろん大好物ではあるのだけれど、自分で稼いだお金でクルマが買えるようになった20代中頃にGTロマンというコミックを通してアルファロメオというクルマの存在を知るに至り、その世界観に大きな影響を受けたのでした。サーキットの狼の影響はもちろん大きいものがあるのだけれど、GTロマンの方がその後の私の人生により大きな影響与えているかもしれません。GTロマンは今読んでも楽しめますものね。いつかはアルファロメオに乗りたい。そんな憧れを20代の私は持つことになったのです。そんな私が念願叶い、147GTAのオーナーになり、昨年はさらにスパイダーまで。アルファロメオでピニンファリーナでオープンで、これ以上何を求めることができようか。
かれこれ15年以上前のこと。豊島園でCG DAYというイベントがあって、そこに今は亡きセルジオ御大がゲストとしてやってきたのです。御大と同じ空間を共有し、同じ空気をそのとき吸っていた。あれは僕の人生の中でもとてもとても大きな出来事でした。思うに人生で大切なことはどれだけ生きていて良かったと思える瞬間があるかだと思うのですね。あの豊島園での出来事はまさにそんな時間で、大袈裟でなく僕の人生の宝物になる出来事でした。そのときの通訳はかの松本葉さん。CG今月号の松本葉さんの文章もまた楽しい。そしてそこでも言及されていた3月下旬に発行予定のアルファロメオの別冊が今から楽しみだ。かなり期待しています。アルファロメオ万歳‼︎^_^
Posted at 2018/03/01 19:57:30 | |
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