
右上の写真はローマで撮ったチンク。
約20年前。
たくさん走ってた。
元気良く。
ヨーロッパの街並みで見る欧州車はなんだかしっくりくるんだな。
絵になる。
あの風景に合うようにデザインされているのかな。
それともあの場所で育った人がデザインするから似合うのかな。
イタリアで暮らしたらどんな感じなのかな。
そんな素朴な疑問に対して、答えのヒントのようなものを与えてくれるのが松本葉さん。
そこで生活することでしか得られないリアルなイタリアでの日々。
僕はきっと心の底からそういったものを欲していたんだと思う。
僕の大好きなイタリア車が生まれた国とはどんな所なのだと。
旅するだけでは得られない何か。
彼女がイタリアへ移ったのは1990年。
僕はその頃ちょうど働き始めて得た給料を基にローンを組み、SW20を購入したのだった。
毎週土曜日のCGTVは欠かさず観た。
時はまだまだバブルの時代で、日本車はユーノス ロードスター、32R、NSXと自動車史に残るような名車が次々と生み出され、当時の若者を熱狂の渦へと巻き込んだ。
明日はきっと明るい未来が来る。
そう信じて疑わなかった。
特に89年から91年くらいまでの3年間は毎週末CGTVを観て、ドライブに出かけ、毎月CG誌を購入。
若く、エネルギーに溢れ、仕事は大変だったけど、殊クルマに関してはとても充実していた。
松本葉さんは、そんな特別な思入れがあるCGTVでの活躍され、そして現在もCG誌やエンジンでもとても魅力的な文章をお書きになっている。
本当に不思議なことなのだけれど、彼女の最近の文章はとても深く共感できるのだ。
何がどのようにと言われると少し困ってしまうのだけれど。
例えば文章のリズムもとても良い。
リズムが合うと読んでいてとても楽しい。
クルマとの向き合い方に共感するのかな。
そんな松本さんのトークショーとサイン会があるということを知り、お台場まで行ってきました。
去年のAutomobile Councilで内田盾男さんとのトークショーで松本さんをお見かけしているので今回で2回目。
男性も女性も30代を過ぎると内面が外側に滲み出てくるように思うのです。
どのような人生を送ってきたのが伝わってくるような気がするのです。
松本さんは本当に素敵な年齢の重ね方をしているなぁと思います。
若い頃よりも今の方が何倍も魅力的。
自分もあんな風になれたら良いなと思いました。
とても楽しい時間でした。
もっといろいろな話しを聞きたかったです。
Posted at 2017/12/01 19:37:26 | |
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