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2016年09月14日 イイね!

先週のレースを終えて考えたことを少しまとめてみた

先週のレースを終えて考えたことを少しまとめてみたできるだけブレーキングを遅らせてコーナーに入り、多少立ち上がりに影響があっても体重の軽さを生かして次のコーナーまで加速していくというのがこれまでの自分の走りだった。しかし、先週の土曜日の耐久レースは事情が全く違った。くじで引き当てたマシンはブレーキの効きが甘かった。エンジンも全体的にトルクが細く、パワー感に劣っていた。そしてそのブレーキは耐久レース後半には信じられないくらい効きが悪くなっていった。イメージ的には力一杯踏み込んで最後の最後でわずかにブレーキが効いてくるという感じ。事実、ドライバーチェンジのとき、ピットロード入り口に設置してあるパイロンで一時停止をしなければならないのだが、ブレーキが殆ど効かず、チームメイト が待機していた場所さえも大きくオーバーランしてしまったのだ。そのような状況の中、我がQuadrifoglio racing A teamは見事優勝。そして開幕3連勝を達成。レースで勝つのはとても嬉しいものだけれど、今回の勝利はマシンのハンデを抱えてのものなので格別なものがあった。
 去年は表彰台には上がるが、結局一度も優勝することが出来なかったので、モチベーションが下がった時期も正直ありました。転機は今年の3月に行われたプレシーズンマッチ。オーバーステア傾向のマシン。コーナーを曲がっていくとき、自分がイメージした動きよりも若干リアが膨らんで巻き込んでいくような感じ。そういうクルマだとギリギリまで攻めたとき、自分でコントロールできる領域が狭くてスピンしてしまうことが過去に何回かあった。このときもその嫌な感じを払拭することが出来ずに、いや、正確に言うと乗りこなすこと が出来ずに、2 回もハーフスピンを喫してしまう。その後は気持ちも切れて、再び集中してドライビングすることが全く出来なかった。自己嫌悪。カートのレースは自分にとって楽しいお遊びなわけだけど、それでもちょっと落ち込みました。どうすればもっと上手く走れるのか。そればかりを考える日々がしばらく(仕事中でさえ^^;)続きました。結論としては、自分のペースを守る。気持ちを安定させる。この2点に尽きる。あとは練習あるのみ。そんな感じなのかなぁ、なんて思うに至りました。
 カートはメンタルが大きく走りに影響を与えるような気がするんですよね。前とのギャップを縮めようとしてコーナーを突っ込みすぎて、立ち上がりのときにエンジン回転数が落ちてしまって加速しない。更にギャッ プが開く。焦ってリズムを崩し、ペースがつかめないまま自滅。前とのギャップ を気に しすぎるのではなく、自分の乗っているクルマの挙動を感じる方を優先した方が良いような気がする。トラクションを如何に前方向へかけることができるかということなのかなぁ、なんて思う。4年前にこのカートのレースを始めたときは、とにかく遅かった。ブレーキングは思うように左足が動いてくれないし、前のクルマと同じように走っているつもりなのに、いきなりスパーンっとスピン。ほんと何の前触れもなくクルッと回る感じでした。え、なんで??訳わからない状態。今にして思えばクルマの挙動を全く感じることが出来ていなかったのでしょうね。そんな下手くそな状態からでも、乗っているうちになんとなく左足ブレーキにも慣れてきて、減速できるようになると、少しマシな走りになってきた。そ してリ アタイヤのグリップ 感が少しずつ判るようになると、更に走れるようになってきたような気がする。
 昔、ビートでサーキットを走っていた頃、ミッドシップはリアが流れ始めたら、積極的にカウンターステアでコントロールしようとするのではなく、むしろステアリングから手を離してアクセルをちょっと緩めるだけでいいんだ。そうするとグリップが回復して自然と前へ進んでくれる。レース慣れしている友人に教えてもらった。カートもタイヤからのインフォメーション、グリップ感がある程度つかめるようになると、この教えが大いに役立った。スピンの数もかなり減って、走りが安定してきたように思う。限界を超えたときの対処法がある程度わかると、今度は攻められるようになる。攻められるようになると前に進 んでいるか、それとも横滑り してタイムをロスしているのかも感じられるようになってきたように思う。今のは攻めすぎてコンマ何秒か損したな。次はもう少し手前だな。そうやってその日のクルマの特性、温度、天気などの環境に適応できるようになってきたのかな、多少。秋が瀬に限って言えばそれなりに走り慣れてきて、それが去年あたりから助っ人なしでも表彰台に上がれることに繋がったのかなぁ。それでも自分より速く走れる人はたくさんいるんだけどね。特に全日本クラスのカーターの走りはもう脱帽ですよ。実を言うとうちのチームで一番速いのは普段滅多に走らない監督であったりする^_^;。課題はまだまだいろいろあるのだろうけれど、走り慣れていないコースや、マシンの個体差などにも素早く順応してタイムを出す。それがドライビングスキルの向上とともに、これ からの自分の課題かな。
 今年の3戦連続優勝は正直出来すぎだけど、これはチーム全体のレベルアップによるところが大きいのでしょうね。表彰台 へAチー ム、Bチームともに上がることができるなんて4年前の誰が想像することができただろう。自分自身のことを言えば、去年の雨の幸田で走った経験も大きい。クリップにつくことの大切さ。タイヤの能力以上のことは出来ない。いくらアクセルを踏み込んでも前に進まなければタイムは削れない。それらのことを学んだ。先にも書いたようにメンタル面も大きいのかな。自分のペース、自分のペース、と呪文を唱えながら毎回走っています。再び先週のレースについて言及すると、あのブレーキの効かないマシンで優勝できたことは本当に大きい。経験の積み重ねがいろいろな状況でも適応してある程度走れるようになってきた(のかな?)。ブレーキが効かないので、かなり手前から減速 することを強いられ、奥のヘアピンでは縁石が始まる数メートル前からアクセルを緩めた。それでもブレーキの効きがとても甘いので充分な減速が出来ず、いつもよりも速いスピードでコーナーをクリアしていることに気がついた。そういえば以前、坪井選手がヘアピンは縁石手前から減速してノーブレーキで(おそらくハンドルを切って前のタイヤを抵抗として減速させているのかな?)行きます と言っていたことを思い出しました。こういうことなのかなぁ、って。じゃあ自分のこれまでの走り方って一体何だったのだろうと。カートって奥が深いですね。特にレンタルカートはパワーがないので、その少ないパワーを上手に使って如何に速く走るということなので、今回のこの 経験は貴重なものなのかもしれない。タイム的にはずっと頭打ちの感じだったので、また新たなブレイクスルーにつながると良いな。
 僕はプロではないので的外れな事を書いてるかもしれないけれど、少しここらで文章にしていろいろと整理しておくのも良いかなと思って書いてみました。何か間違っていることを書いていたら是非ご指摘ください。
 こんな風に楽しく遊べるのも一緒にレースをやる仲間がいるからこそ。無精な僕ひとりではカートなんてやっていなかったと思う。カートはずっと苦手意識があったから(それ以上にジムカーナはもっと苦手だけど。これは誘われてもきっとやらない^^;)。ほんとクワドリの皆さんには感謝です。3年連続出場が決まったビレルの全国大会 へ個人的事情により参加できないのは痛恨の極みです。
Posted at 2016/09/14 19:46:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | club quadrifoglio | クルマ

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