某クマ事故報告?
事故原因は「コンクリ-トが、せん断したためボルトが抜け落ちたため」である・・・
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%9B%E3%82%93%E6%96%AD%E5%BF%9C%E5%8A%9B
せん断応力
ボルト等の軸と直角方向に荷重をかけてせん断力が作用するときに生じる応力。
これは断面に沿って接線方向に生じるので接線応力とも言います。
一般にせん断強度(片持ちせん断の場合)は引張強さの60~80%程度です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=uTNLaiiyIak
実はタイタニックの沈没と原理は同じで氷山に衝突したときネジが鍛造(高級品)ではなく錬鉄(安物)で作られていたため「せん断破壊」して船体の鉄に隙間が出来て浸水した。
まず現状コンクリ-トにネジ山を作り間に接着剤をつけて作られた。
ボルトとコンクリ-トにどのような力が働くか考察する。
車が走れば空気が圧縮され天井の板に伝わる。
当然の如くボルトにも伝わる。
水は必ず漏れるものなので特殊な加工が無ければボルトは錆びる。
当初は振動を接着剤が逃がしていたが時間が立てば硬くなり機能を失う。
要は経年劣化で硬化が進行する・・・。
錆びた鉄はその場に止まり振動が発生するたびボルトを磨くつまりボルトは年月が立つと細くなる。
真の鉄は太いが錆で徐々に細く崩壊していく。
コンクリ-トのネジ部も振動でだんだん穴が大きくなる。
コンクリ-トの穴が大きくなりボルトが細くなると重さを受けるコンクリ-トの面積が減少する。
車で言えばホイールのボルトで・・・伸びる場所でも有る。
最悪はホイールが走行中に脱輪する場合も有るって事です。
加重を受け止めれなくなったコンクリ-トのボルトが耐え切れなくなりせん断破壊を起こす。
破壊された隣の天井のプレ-トに破壊された箇所の重さがかかる。
当然2倍の加重を受け止めれないボルトは破壊され隣のボルトも破壊されドミノ倒しになるw
通常コンクリ-トはせん断に弱いので吊る場合はアンカ-プレ-トを入れておくのが常識なのだ。
この現象は同一の構造で作られた全てのトンネルで発生する。
ここからがネックではと思う。
原因は建築設計した阿呆が物理を知らない。
図面を見た管理者も阿呆で気が付かない。
対策方法は存在せず全て新しく作る必要が生まれるだろう?
さて・・・寿命を知らない会社ってどこにでも存在するが?
34年間の点検は作業員の目視だけ何の前触れもなく落下したのか?
土木工学が専門の大阪大学・谷本親伯教授は「車が走る振動を行うことにより天井板に振動が発生しつり金具が緩む原因になります。
地下水が漏れていて温度変化で結露があったりすると金具の腐食を促進させる」という。
こうした悪条件が重なるにもかかわらず中日本高速道路の点検は34年間ずっと目視によるものだけだった。
9月に作業員がコンクリート板にのぼって目視による点検を行ったが異常は確認されなかったという。
これについて山村武彦(防災システム研究所長)は次のように厳しい指摘をした。
「30年以上も経っており劣化は間違いないがそれと併せて現場は地震の際に地質的に揺れが溜まりやすいところなんです。
昨年の東日本大震災でトンネル内にひずみができボルトなどの金具に負担がかかるようになっていたのではないでしょうか?
巨大な地震が発生したあとはそういうことが起こり得るので点検はしっかりやる必要があります。
東日本大震災の最大の特徴はつり天井があちこちで落ちたことです。
従来の建築基準では分からなかった揺れ方をしており東北の小中学校1600校では全部天井が落下した。
30年以上もボルトなどを放置したまま取り換えなかったということが基本的に問題で10~20年たったら劣化を前提に取り換える必要があるということはやはり人災だ。
笹子トンネルと同じタイプのコンクリート板を使った換気システムは全国で20数か所あるという。
なかでも中日本高速道路が管理するトンネルでもっと古い中央・恵那山トンネル下り線(1975年開通)、東名・都夫良野トンネル下り線(1961年開通)あり、劣化状態が心配される。
Posted at 2012/12/04 23:19:12 | |
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