
30日にライブを終えて一泊し
大晦日はゆっくり家で過ごすのが
我が家のここ数年のパターン
今年もいつものごとく
前日の夜更かしの疲れを昼寝で癒し
さぁ、晩御飯は何にしようかと話していた
午後7時
ソファで寝ていたラムが突然咳き込み
「大丈夫?」と駆け寄った私達の前で息を引き取りました。
その間1分もないような、あっという間の出来事でした。
あわてて動物病院に駆け込みましたが、猫の突然死で1番多い、心筋梗塞とのこと。
原因不明で治療法もないというお話でした。
ラムとの出会いは8年前
私たちがまだ長島SAで開催されるミーティングの参加者だった頃
いまにも子猫が生まれてしまいそうなパンパンのお腹をした猫がいて
車にひかれてしまいそうな姿を見て、拾って帰って来たのでした。
1週間後、ラムは6匹の子猫を産みました。
誰からも教わらないのに、自分で産み、育てる姿はまさに生命の神秘といった光景でした。
ネズミのようなモグラのような子猫たちが
日に日に大きく猫らしくなって行くその様子は発見の連続で
世話が大変ながらも、子育てをする運命にない私たちにとってとても貴重な経験となりました。
子猫の貰い手を探すためにビラを配ったり奔走するも
あっけなくすべての飼い主が見つかり、6匹すべてを里親さんに渡してしまうと
ラムは子育てから解放されて
今度は自分が子猫のように私に甘えるようになりました。
その後、私たちは野良猫の子供を30匹以上??。。。もっとかな?を拾っては里親さんを探しました。
その度にラムは「また拾ったのー?」とぷんぷん怒りながら
「ねぇー、ラムたん育ててよぉ〜。子猫かわいいでしょう??」と説得すると
ガウガウ怒りながら子猫を舐めて、いつのまにか自分の子供のように世話をやいてくれました。
きのうの昼前に籐の籠にいっぱいのお花と一緒にラムを入れて斎場へ
お別れを済ませて、入口へ向かうと私たちとは入れ違いに入って来た夫婦が
その手に抱えていた箱の中にはラムと同じアメリカンショートヘア柄の子猫が入っていました。
あの子と一緒に火葬されたら、ラムはまた子猫の面倒をみるに違いありません。
「さみしくないから心配しないで」というラムのメッセージなのでしょうか
ラムがいなくなった我が家の他の猫たちは
なんだか様子がおかしく、前はあれほどみんなでくっついて寝ていたのに
今はみんなバラバラで寝ています。
ただ、あまりにもあっけない最期は8年の楽しかった思い出と比べると本当にわずかな時間で
思い出すのはいい思い出ばかり。
我が家の来客みーんなにかわいがってもらった、心優しいラムの思い出ばかりです。
りょ〜すけくんは電話で知らせると名古屋からすぐに駆けつけてくれて
じゅんくんは次の朝一番にお別れを言いに来てくれました。
猫の弔問なんて笑っちゃいますが、ふたりとも本当にラムの事かわいがってくれました。
仲の良い友達ほど、ラムの訃報に言葉をなくし、適当な慰めを言えないでいるようです。
みんなの気持ちが逆にありがたく思えました。
ラムは私たちにとって本当に特別な猫で飼って面倒をみているというよりは
私たちが支えてもらってばかりでした。思い出が多すぎて書ききれません。
でも、私も少しは大人になってラムがいなくてもちゃんとしなきゃ
せっかくの新年の挨拶をくださったみなさんに
「おめでとうございます」と言える心境でなくてごめんなさい
ラムがいなくなってしまった事よりも
私たちの8年間の素晴らしい思い出に「いいね」いただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。
Posted at 2017/01/03 08:41:15 | |
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猫 | 日記