みなさまこんばんは~。蒸し暑い日が続きますね~。昨夜の豪雨は凄かったです・・・
えー、今回はこの前のブログの最後に予告しました、その本編です!
何の蕾か・・・正解はタイトル通り、「月下美人」でした~(^^) コメントいただいた方のうち、正解者は1名いらっしゃいました!
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実はずっと以前から、実家に鉢があったようなんですが、存在を知らずにいました。今年は何気なく母親が「もうそろそろ咲くよ、月下美人」と呟き、「え!?あったの?」ってことで・・・「これは撮るしかないでしょう!」となりました(^_^;)
ワタシのように、花は見たことがなくても「1年に一度だけ、夜の間にひっそりと咲く」というのは皆さんご存知かと思います。(実際は株に体力があれば、数か月後再び咲くこともあるそうです)
「萎れてるんじゃないの?」と思うくらいダラリと垂れ下がった蕾が、開花前日には突如グイっと上向きに頭を持ち上げます。(↑前回のショット。開花前夜です。)
で、咲いた様子が・・・・
このような美しい白い花です。2晩にかけて、蕾のほぼ半分位の数ずつに分けて咲きました。トップ画像は1日目。こちらは2日目です。奥に萎れた前夜の花が見えちゃってますね(^^; (撮影は1夜目には納得した画が撮れず、2日間ともチャレンジしました)
サボテンの仲間で、受粉を媒介するのは昆虫ではなく「コウモリ」だそうです(@_@;) 独特の、強い甘い香りがします
美しい三姉妹☆
ちなみに技術的な話ですが、今回の写真はすべて「懐中電灯:通常電球」「同:LED」「ストロボ」のいずれか、もしくは複数使用して撮影しています。
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ここからは部屋の照明を消して、ライティングを駆使した本番です!
当然アシスタントがいないので(笑)、構図を決めたら左腕を伸ばして狙ったところにピンポイントでライティングしつつ、右手でレリーズケーブルを持ちシャッターを切ってます(^_^;)
ほんの数センチ、また、ちょっとの角度でもガラリと表情が変わります。イメージする光の当たり方、花弁の透け方になるよう試行錯誤を繰り返します・・・
どうでしょう?花の美しさが少しでも伝われば、と思うのですが・・・
マクロ、これ以上寄らない方がイイでしょうね・・・ちょっとグロテスクです(^_^;)
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さらに作品風に仕上げた数枚を、タイトルと共に。
「 lampshade 」
「 under the moonlight 」
「 秘密 」
「 “NIHONGA” 」
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あれこれトライしていると、時間はあっという間に過ぎ・・・夜中までかかって、撮影に費やしたのは二晩で計3時間を超えました(^_^;)
そして翌朝には力尽き、グッタリと萎れてしまいます。なんとも儚い美です。満開時に摘み取ってリキュールに漬け、「月下美人酒」にする方もいらっしゃるそうですが・・・ワタシはそんな無粋なことはしたくありません。
一夜の夢だからこそ、儚いからこそ際立つ美しさ。そのために力を蓄え、一気に大輪の花を咲かせて、日の出とともに力尽きる・・・心打たれます。潔く散り、そしてまた来年咲かせればいい。そう思います。
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んー、今回、大体イメージ通りに撮れましたが・・・いやー、難しいです(><) ストロボも全然使い方が分かっていないんですが、人工的に光をコントロールして画作りする・・・露出の理論と知識、さらに独自のセンスとテクニックが必用で、「屋外で風景を前に自然光を読み、望遠で切り取って・・・」なんてことばかりやっていたら絶対上手くなりません。
最近、上手くなった気になってちょっと調子に乗ってたようです・・・改めて実力・知識・経験不足を痛感しました(-_-;) まだまだだな~ってことで、今後も地道にベンキョーです。写真ってホント、奥が深いです・・・でも、だからこそ面白い♪と思います!
・・・真夏のオフシーズンとはいえ、クルマ以外のネタが続き恐縮です(^_^;)
Posted at 2013/07/28 22:30:44 | |
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