トヨタと子会社になった富士重工のコラボレーションモデルとして開発される見込みですが、絶対にこんな車を商品化するのは辞めてください。どうしても出すのであれば、エンジンを普通の直列4気筒にしてくださいな。4気筒の水平対抗エンジンは、振動バランスが悪いため、排気音がバサバサと汚い音にならざるを得ません。 きっとこういったスポーツカーを選ぶ人は、マフラーを爆音タイプに変えるでしょうから、街中に不快な音があふれることは間違いありません。あのトヨタのバッチがつくだけで最低月2000台は売れるでしょうから、発売後半年もすればそこら中に、排気音公害が発生すると想像するだけで嫌になります。
まあボクサーエンジンは直4に比べてカムシャフトが倍になったり、タイミングチェーンや補器類のベルトが長くなり、吸排気管の取り回しなどコストがかかるので、コスト重視のトヨタが本気でボクサーの採用に踏み切るとも思えませんが・・・トヨタもエンジニアに素人が多くなったから、経営側が油断すると商品化してしまうかも知れませんね。
水平対抗エンジンでまともな音振性能を求めるのなら、12気筒にするしかない。スバリストがバランスの悪いエンジンに病みつきになるのは、エンジン振動が車体、シート経由で体に伝わり、神経を刺激するからなのですが、車の外でその不快な音を聞かされる身にもなって欲しいよ。
その昔トヨタのレビンを試乗したことがありますが、4A-GEエンジンはすばらしかった。超ショートストロークのそのエンジンは7500rpmまで一気に駆け上がり、あっというまにレブリミッターが動作、カンカンカンって音を立てて、これ以上回すなと怒るエンジンでした。あまりにギアリングが低いことと、エンジンのトルクの山が体感できないため、常にタコメーターとにらめっこしていなければならない、疲れる車でしたけどね。リアサスはリジットで限界が低く、今の軽のターボ車にも負けるような、見掛け倒しのスポーツカーでしたが、当時の若者は熱狂したものでした。 確かに、安いスポーツカーがなくなり寂しい思いをしている人は多いと思うのですが、FT86が実際に商品化されても、それほど軽く、安くはならないでしょうね。 衝突安全ボディーへの要求性能や、品質に対する消費者の目が肥えてしまったので、レビンのような車が現れる可能性は、ゼロと断言しておきましょう。同じようなコンセプトの車で、すでにマツダRX-8という優れた車があるんだから、FT86なんていりませんよ > トヨタさんへ
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2009/11/01 21:57:42