いまこそロボット技術を総動員させるべきとき

原発事故で歯がゆいのは正確な状態がつかめていないこと。状況がきちんと把握でいていないのに、やみくもに＆でたらめに＆拙速な措置をするから、状況は改善どころか悪化の一途をたどっています。知識だけある専門家なんて実践には何の役にも立たないのに、そいつらがあーでもない、こーでもないと議論の末、最悪の手を打ち続けるのが情けない。　ここは指揮権を自衛隊に譲って、保安の方々はひっこんでもらいたい。

まずは情報収集。人間が近づけない状況であれば、当然ロボットの出番でしょう。
情報収集　三菱電機　「FRIGO－M」　防水、防塵、非防爆性、耐衝撃性　など原子炉の異常時の偵察用として開発されたロボットです。

状況が把握できたら、水の投下ですがこれは雲仙普賢岳で活躍した遠隔操作の建機に可動式アームで消火用ホースを持たせて、現場に接近させれば良いでしょう。

問題は温度が上がらなくなったあとの放射性燃料の移動（４号炉、５号炉）です。これを移動させるのに適当なロボットが存在しないので、いまから開発しなくてはなりません。　プールの中から核燃料の集合体を１つずつ抜き取り、移動式の水槽に入れて、地上まで降ろさねばならないので、キャタピラ走行＋ロボットハンドという構成になります。これに遠隔操作用の各種センサーを取り付ければOKなので、技術的にはなんの問題もありません。今から開発に着手すると実働までには最短で３ヶ月かかるでしょうが、核燃料の温度上昇が止まっていて、水の中に沈んでいれば、γ線は放出しないので、あわてる必要はありません。　いまこそ、日本のロボット開発技術を世界に見せてあげましょう！

バックアップロボットも必要でしょうから、そいつは米国のDARPAに依頼しましょう。確かFIRE-ROBOTなるものを開発完了していたはず。日米夢のロボットの競演となり災い転じて福となす！

今日本のロボット技術者はトヨタ、ホンダに雇われていますが、自動車工場の生産ラインが停止していることだし、ちょっとだけ日本を救う仕事に従事できませんかね！？