EVとスマホは買い替え動機が同じ？

最近のスマホはハードウェアとしては完成しているので買い替えるのは傷がついたかバッテリーがへたったからという理由しかなく、スペックの向上には関心がなくなった。

車の場合にはエンジンやATなどの主要部品の劣化があり修理費用が嵩む前に買い替えるパターンが多かったが、EVはバッテリー以外に劣化する部品が少ないので買い替える動機はスマホに似ている。

11万キロを越えたリーフはバッテリーの劣化以外何の問題もなくまだまだ元気。新型リーフは走行可能距離が伸びパワーアップし自動運転などの機能向上などあり魅力的だが、すぐに買い替えるかと言われれば、そんな気にならないのはEVの耐久性が高いからだろう。趣味的要素が減り、成熟した実用品になったことも大きい。

ユーザーとしてはバッテリー交換して長く乗り続けたいと考えるのは当然であるが、メーカーの立場に立つと買い替え需要の減退は売り上げ低下に直結するので死活問題になる。だからコストが下がったとしてもバッテリーを交換を安くすることはあり得ない。

ユーザーとメーカーの思惑のミスマッチをどう解消していくかがこれからの課題となるであろう。