リーフのグレード選択は案外難しい

e+が登場したことでリーフをこれから買う人にとっては選択肢が広がり恵まれた状況かもしれない。しかし標準のリーフとe+とでは全く性格の異なるクルマなので価格とバッテリー性能のみで決めるのは早計だろう。

バッテリーの増量によって航続距離の不安はほとんどなくなったが、その代償として160kgも車重が増え価格が50万円以上高くなっている。価格については予算内ならどうぞというレベルだけど、車重アップはいかんともしがたい。e+は標準リーフに対し足回りを固めてはいるものの大人3人分重くなっているので運動性能が致命的に劣化してしまうのは仕方がない。

リーフの良さは軽快に走るスポーツカー並みの運動性能であると考える私にとってはかなり厳しい。運動性能なんてあまり厳しく見ないという人は多いだろうが、そのような人はプリウスを買った方が幸せなのでは！？

個人的にはリーフを買うなら40kWh版を推奨するが充電回数が多くなるネガは否定できない。判断の分かれ目はどのくらい高速道路を長距離走るかだと思う。200km連続走行が月に二回以上の人は60kWhを買う方が便利。逆に月に一回程度なら足の短さは我慢できる範囲と考えます。

クルマにとって車重の軽さが大切なのはガソリン車でもEVでも変わらない。週末に必ず5名乗車となる我が家の40kWhリーフ、加速性能に不満は全くないが軽くステアリングを切ったときの心地好さがまるで違うのです。

運転が好きな人には40kWh版を強く推奨しますよ～