13兆円の行き先は？

特別定額給付金１０万円は総額１２．７兆円にもなり、全てが消費に回れば其れなりの景気刺激策になるだろう。

5月に証券取引口座の新規開設数が過去最大となったのはその予兆。給付金の１/１０が株購入に使われると１兆円もの資金が流入することになり更なる株高要因。投資マネーがいきなり１兆円増えるなんて想像を絶します。

しかも給付金の配布がゆっくり行われるので株価上昇は長い期間続くだろう。例年7～8月は株取引が低迷するのだが、今年はそのアノマリーは通用しないと推測します。空前の株高は仮想通貨の暴騰に似ている上昇ぶりだが、各国政府が実弾(資金)を供給しているので単なるバブルではない。あえて言うなら中身の詰まった爆弾だろう。

市場では金が余っていて行き先を探して彷徨い、たまたま株式に流れているだけ。株価が下がりはじめたら資金は別の場所へどっと流れていくか、その場で蒸発。その行き先を誰よりも先に予見できたら大富豪になれますよw


【オマケ】
給付金の使い方でわかる貧富の差
①富裕層 ～株式や不動産への投資、寄付、辞退
②中間層 ～生活必需品や食品を購入
③貧困層 ～貯金、借金の返済
④貧民予備軍 ～ギャンブル、飲み代、趣味・嗜好品

給付金が経済対策としたら何も考えずパッと使うのが政府の期待でしょうが、そのような使い方をする人の将来は不安しかない。アフターコロナは社会が大きく変化するときだから、正しい使い方は自分への投資が一番だと思います。

私は富裕層を夢見る貧困層ってとこかな(爆