コロナに救われた日産

売上20%減、２年連続の大幅赤字、、、日産の昨年度決算は予想通り惨憺たるものだ。本来なら経営責任を問われるべきところ、というか会社の存亡そのものが危ういレベルだがコロナによる販売減、半導体不足による生産減などの言い訳ができ、なおかつ異次元の金融緩和政策よる借入金利子の低下が見方となり辛うじて生き残っている。

親会社のルノーも日産を支援するどころではない経営状態なので、三菱自動車を含めて３社共倒れしても不思議ではない。最終的には雇用を維持するために政府が支援することになるだろうが外資が入った企業を日本の税金で救うことには反発もあるはず。

手元の流動性資金が約2兆円、おそらくリストラ関連でその半分はなくなるだろうから残り1兆円。収益が改善しなければあと２年しか持たない計算となる。

国内では軽のEVに期待しているとか！？ 余程安くない限り保守的な日本市場でそんなものが売れるはずなかろう。

中央銀行がインフレ抑制の為に金利をあげたら日産は利払いに苦しみ、借り換えもできなくなるだろう。

アップルやアマゾンの傘下となるしかないのかも知れませんね。