テスラのランチェン

先日上値が重くなったテスラ株を売ってしまったのですが、その後しばらくして爆上げした。まあ株の取引では良くあることなので諦めるしかないが、読み誤ったのが半導体不足の影響。

他社と同じように減産するかと思いきやファームウェアの変更で入手可能な半導体を使える様にしたとのこと。ウルトラCどころではない。

他の自動車メーカーではユニットに使われている半導体の途中変更(ランニングチェンジ)なんてあり得ない。部品メーカーから申請があっても自動車メーカーは当然拒否するし、どうしても変更する場合には2社で信頼性試験をやり直すので最低3カ月はかかる。当然コストアップするので誰かが責任を取ることになる。

ところがテスラのユニットは内製なので切り替えはトップダウンでできる。おそらく信頼性試験のやり直しはしてないだろう。簡単な動作チェックだけで出荷判断ができるのはベンチャー企業だからこそ。こんなこと歴史の長い大手自動車メーカーでは絶対にできない。

半導体不足ですら追い風にするテスラは凄いよ。