ダイハツの立て直し計画

ダイハツ、過度な｢短期開発｣見直し　安全担当者を増員


フルモデルチェンジのクルマをわずか11ヶ月で開発していたとは驚きだ。当然試作は一回だけしかできず、大規模な改修は不可能。事前の衝突試験では合格して当たり前という風潮が実験データの捏造を招いたとの見立て。対策は開発期間の見直しと関係開発者の増員というものだが、7割も削減していた人員をやみくもに増やしても経験不足が別の問題を引き起こすような予感がします。せめてトヨタからの人的支援が必用では？

クルマ開発の計画（マスタープラン）はプロジェクト開始時に適用プロセスを決定するが、超短期開発でも最低18ヶ月ないとまともな車両開発はできないと思う。

中国車、韓国車みたいに信頼性は二の次みたいな開発期間の短さに驚いた。コスト削減を机の上で計算して現場に押し付けた経営層に問題があったのに、そこの責任は問わないのか？


メーカーに対する処分について雇用維持の問題があるので型式認定取り消し（＝量産終了）まではいかないだろう。ただし販売台数が少ないクルマで見せしめとして型式認定取り消しはあるかも知れない。

いずれにしても傷ついたメーカーの看板を作り直すには長い期間が必用となるでしょう。日本人は信頼性を最も重視することを忘れてはいけない。