BYDはあと2年持つかな？

EV世界最大手「BYD」が第二の恒大集団への道を突き進んでいる～自国と世界の製造業を潰し続ける中国の国家主導の超過剰生産の断末魔

とにかく中国は規模が大きい。何の規模かというと債務金額だ。

恒大、碧桂園、万科などの不動産トップ企業がそれぞれ債務不履行で破綻、もしくはそれに準ずる状態。中国では倒産の定義が存在しないので正確には営業停止というべきだろうが、西側諸国では破綻と言って良いだろう。負債総額はそれぞれ10兆円を越えていて、日本の過去最大負債は3兆円だから約3倍の規模だ。すなわち債務金額が10兆円を越えると破綻すると見て良い。

この負債総額が11兆円に達したと予測されるBYDは破綻が約束された未来と言って良かろう。Dチェーンというサプライヤへの支払い遅延や社員への給料の未払いなどでなんとか生き残っているが地方政府の支援が息切れしたら即アウト。中国国内では地方政府同士が生き残りをかけて各社を支援しているが、その地方政府自体が公務員の給料を払えない状態なのでEVメーカーが支援され続けることはない。

こんな状態だからBYDは生き残るかではなく、いつ倒産するかという状態。不動産各社は破綻が噂されてから約2年で終わったがBYDも同じ道をたどるだろう。

従ってBYDのXデーは2027年末と予測します。問題は売ってしまったクルマ。メンテ、修理ができない大量のEVが世界中に存在すること。日本ではほとんど売れてないので被害は限定されるけどね。

中国が絡むとろくなことはない。