2018年02月06日
相変わらず値動きが乱暴な仮想通貨の取引が続いている。投資家の思惑だけで売買価格が決まるので、参加者が買いたがっているのか売りたがっているかを知ることが大切です。通貨のチャートを眺めて、上がりそう、下がりそうとか、そろそろ底値だろうとトレンドだけで邪推し、仕手筋の餌食になって損失を膨らませている素人投資家が多いようだ。
適正価格というものが存在しない仮想通貨は思惑を如何に読むかが勝負です。
相場での投資家の意欲を測る一番の指標は株式でよく使われるローソク足です。買うのは優しいが売りのタイミングが難しい金融トレードの場合、ローソク足から下げの兆候をいち早く知ることが成功の一番の近道。過去右肩上がりだったときにはローソク足なんてみる必要はなかったが乱高下を繰り返す市場では、その知識なくして参加すると必ず暴落に巻き込まれて損失を出すだろう。例えば陽線の下ひげが長いときには下落が始まる予兆である場合が多い。
また暴落に備えて設定価格以下になったら自動的に売るという仕組みを持つ交換所がほとんどだが、そのシステムの信頼性が低いので当てにしないほうが良さそうだ。売るタイミングが遅すぎたり、売りが実行されなかったという事例をよく聞く。システムのバグなのか容量不足で処理が追いつかないか、あるいは胴元が意図的にやって儲けようとしているのかは不明だが全く信頼できない。
レバレッジをかけて大きく勝負をかける場合、さらに注意が必要。値幅制限に掛かってサーキットブレーカーが発動するとロスカット(強制決済)が行われるが、上昇しているからと安心して目を離した瞬間に大幅下落でブレーカー発動ということが頻繁に起こっているので、信用取引の場合はチャートから目を離してはいけない。24時間トレードが行われているので寝る前には信用取引を手仕舞しておく位の用心が必要だろう。さもないと元本を丸々失った上に、追証(追い金)が必要になることもありうるから。
また右肩下がりのトレンドにおいてガチホ(頑固に持ち続けるの意)は損失を膨らませるだけ。数日以下の単位でローソク足を材料に小まめに売買を繰り返すのが現状の乱高下相場での仮想通貨との正しいつきあい方だろうと思う。交換所の手数料が嵩むが現状の乱高下市場では致し方あるまい。交換所が儲かる訳です。
毎月5%程度の利益を得るために一日中チャートとにらめっこしなければならないので余程資金と時間がなければ仮想通貨への投資はすべきではないとも思います。
株式での格言に「見切り千両、損切り万両」というのがあります。千両の損で見切りをつけるか、一万両の損が出るまで放置してしまうのか? 株価が下がった時の売却の難しさを表してますが、仮想通貨取引にも当てはまりますね。
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ローソク足だけで儲かる様な簡単な市場ではありません。くれぐれもご自身の責任において投資してください。
Posted at 2018/02/07 15:38:26 | |
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仮想通貨 | 日記