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BOSEオーディオはあまりに記録された音を忠実に再生してしまうため、
録音がひどいソースは、そのまま聞くに堪えない音を再生してくれます。
いろいろと試してみると、J-POP系は壊滅状態である一方で、海外の一流アーティストのアルバムは驚くほどいい音で再生します。
録音スタジオ、編集機材、バンドプレイヤーの腕、マイクの質、アレンジャーの才能などすべての条件がある一定以上でないと、へそを曲げてしまう我が儘なオーディオだといえるでしょう。パラメトリックイコライザでもあれば、多少はバランスを修正できるでしょうが、音源の悪さはいかんともしがたい。

J-POP系は粗製濫造っぽいものばかりで、そうとうヒットした作品でも
レベルは低いのがはっきりとわかります。特に音の粒立ち、明瞭度の違いは歴然。これだけひどい楽曲を垂れ流しにする日本の音楽関係者は、海外の一流スタジオで修行し直すべきですね。どうせイヤホンで聴くのが主流だからと、それにあわせて、わざとシャカシャカ＆ぼんやりフォーカスの音にしているのかな？？　たとえば、ドラムの音を拾うマイクの本数がJ-POP系は１本しかないんじゃないのかと疑いたくなるような、曖昧な音。そういった音を深く考えず無理矢理束ねたのがJ-POPの正体で、そんな音からは感動が生まれてきません。本当にいい音はちょこっと聞いただけで、鳥肌がたつほどぞくっとさせてくれるのに・・・

最近のJ-POPしか聞かない人にとって、BOSEは宝の持ち腐れといえるでしょう。ただし、同じ日本の楽曲でも１９８０～１９９０年くらいまでの日本のポピュラーソング、歌謡曲、演歌などは結構がんばっています。いったい日本の音楽を堕落させた犯人は誰？ どこかにターニングポイントがあるはずなので、暇なときに楽曲研究をやってみたいです。