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2011年03月02日 イイね!

FCVの時代は当分来ない

FCVの時代は当分来ない試作車両はどこのメーカーでも製作できるけれど、量産となるとまったく目処がたたないのが燃料電池車両(FCV)。現在1億円かかるといわれている試作車でも、量産すれば1000万円くらいにはなるでしょう。しかし500万円以下となると、とたんに難しくなります。政府の補助金をふんだんにつぎ込んだホンダのクラリティーでも2000万円/台なので、普及させるための500万円にするのは、今の技術レベルでは不可能です。

スタックと呼ばれる水素と酸素を反応させて電気を取り出す部分はほぼ技術的めどが立ちましたが、問題は水素タンク。これひとつで中型セダンが買えちゃうくらいのコストがかかっていて、いつまでたっても下がらない。アルミや特殊合金製のライナーと呼ばれる金属タンクを高圧(35MPa-70MPa)に耐えられるようにするためカーボン繊維でぐるぐる巻きにして樹脂で固めると言う凝った作りで、とても量産できるような代物ではありません。カーボン繊維を巻くのに2時間、樹脂で固めるのにさらに2時間もかかるようでは、量産車両に使う部品になりえない。この作り方に問題があるのですが、これに取って代わる材料や工法が現在のところ見つかっていないのです。

こんな技術レベルなのに、先日トヨタが2014年から量産を開始すると宣言。それにあわせるように経済産業省がインフラの構築を始めようとしていますが、税金の無駄遣いになる可能性が高い。トヨタはEVで他社に遅れをとった為、次世代車両と位置づけられるFCVでは絶対に負けられないということで、あせって発表した・・・としか考えられません。経済産業省もいままでさんざんFCVに補助金を投下してきた為、もうあとには戻れないくらい追い詰められています。

水素タンクをどうやって安く作るつもりなんでしょうか!? >> トヨタさんへ
Posted at 2011/03/03 00:23:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 燃料電池 | 日記

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暑いのは大の苦手なので、夏は嫌いです。 大雑把な性格なので、クルマいじりは適当ですが、コツコツとお金をかけないカスタマイズを行っています。 53歳で早期...
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